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佛光が太行山を照らす(三)


文/河北省の大法弟子

(明慧日本)

 (4)慈悲深く偉大な師父

 師父は石家荘市にいらっしゃって最後の日(3月11日)午前8時半に、体育館の西の門で、皆と記念写真を撮りました。プロの写真屋に撮ってもらうと1人あたりの負担は10元になると聞いて、師父は、高いので学習者の中から撮影できる人に頼もうと言いました。このようにして、結局1人あたり1元の安価で写真を撮りました。師父はいつも人のために考えておられ、学習者に経済的な負担を増やしたくありません。

 撮影が始まりました。地域ごとに学習者はチームに分かれて、それぞれ師父と写真を撮りました。学習者が多いので、師父はずっと昼まで皆さんに付き合ってくださいました。ずっとここに立ってほしい、そこに立ってほしいと頼まれましたが、師父は少しの不満もありませんでした。

 私の心から粛然と敬意が生じました。これほどのお偉い方、これほど声望が高いのですが、少しも態度が大きくありません。私はたくさんのいわゆる気功師と会ったことがありますが、師父のように温厚な人はいません。言葉を尽くしても師父の慈悲、温和と仁愛を言い表せません。

 師父の服装もとても質素なものです。師父が履かれた紐を結ぶ革靴に多くのしわがあり、とても古いもののようです。服もごく普通の普段着で、紫紺色のジャケットに灰色のズボンです。しかし、とても清潔で、とても気品が高い雰囲気でした。

 学習者に座禅を教える際、師父は靴を脱ぎました。ちょうど師父の近くに座った私は、師父が履いた白色の靴下を見えました。きれいに洗ったのですが、長く使ったため足指の裏とかかとの部分は黄色気味になりました。座禅を教える時、師父はジャケットを脱いで、灰色の毛糸のセーターを着ていました。セーターのひじ部分はとても薄くなって、下のシャツも透けて、きっと長年着ていたと思います。私はたくさんいわゆる気功大師に会ったことがあり、みんなブランドの服と靴を身にまとって、金の指輪をはめる人もいます。師父の質素と親しみやすいところは、他の人とは較べられないものです。

 (5)修煉して心性を高めた事例

 法輪功の功法はとても穏やかで、動作はゆるやかで、体力を消耗しません。それに良い人になるようにと教えて、私をはたと納得しました。私は小さい時から「人間は何のために人間になったのか、人間はどこから来たのか」とずっと考えて、大法を学んでから分かりました。生活と仕事の中で、私はすべてを「真・善・忍」に沿って行動します。私の激しい気性もなくなって、心が広くなりました。

 私は皆に座禅用の敷物を買った例を挙げます。買い物下手な私はたくさん買って来て、硬い物もあり柔らかい物もあり、また品質が少し劣る物もありました。それで、「多くお金を使ったのに、こんな良くない物しか買えないのか」と不満をこぼす人がいました。ある12歳の少女は私のことを思って、「おばちゃんは昼寝もせずに、皆のために敷物を買って来たので、もう文句を言うのを止めましょう。おばちゃん、これからこんな手伝いをしないことにしましょう」と言ってくれました。昔だったら、私はきっと彼女らと口論してしまいますが、今の私は、内心はとても穏やかで、何の波も立っていませんでした。私に身を持って教えてくださった師父に感謝します。

 勤め先で私は多くの物品を管理していたため、よく便利を図って家へ洗剤、石鹸、炊事道具などを持ち帰りました。大法を修煉してから、私はこっそり家に持ち帰った物を会社に戻しました。同僚は私を馬鹿だと言いましたが、会社の物でも個人の物でも、不正に占有してはいけない理を師父に教わった、と私は彼女に言いました。

 1999年7.20、中国共産党が正式に法輪功への迫害を始めた後、会社のトップの指導者は社内放送で、私は修煉してからも会社の物品を家に密かに持ち込んでいると公然に言いふらして、法輪大法を中傷しようとしました。夫は彼に、私は修煉してから家に持ち帰った物を会社に戻した事実を説明すると、彼は真実を知り、それから私のことをとても尊敬してくれるようになりました。

 (続く)

 2010年6月9日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/21/223935.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/5/29/117469.html

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