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大法弟子に残された正法の歴史を大切に(三)

(明慧日本)私は人と出会うとすぐ真相を伝えていたことを、夫に叱られました。我が家に客を招待したとき、夫は大法の迫害の真相を話されたら困ると思い、私をテーブルに座らせようとしなかったのです。私は我が家に来てくれた友人に、真相を伝えるチャンスを失いたくなかったので、席を立った人に一対一で真相を伝え、効果が結構よかったのです。私の周りにいる大法弟子は頻繁に強制連行され、実刑に処され、労働教養を強いられました。このときになると、夫は緊張して私のことを心配するのです。師父は説法の中で「安全」の問題についてよくおっしゃいました。私は「安全」に注意するということは法であり、しっかりと守ることが修煉であると思いました。そして、恐れるのも執着心なので、修煉の中で取り除くことにしました。師父のおっしゃったことを守り、5年来、私は安定した正法の道を歩むことができました。その後、夫は態度が変わり、私が「三退」を勧めるときは、言葉を挟んで私を助けてくれて、夫の友人が救われたこともありました。夫は今、家のことは私を信用して任せていて、大法弟子の高い境地における行為を認め、拘束された大法弟子の救出に参加してくれました。

 四、情を放下し、恨みから抜け出し、先史の誓約を果たしそう

 8年前、偶然の機会に、夫はある女性と不正な関係にあるということが分かりました。ロマンチックな生活、素晴らしい愛情にあこがれていた私は、棒で頭を殴られたような感じがして、ショックを受けました。そしてその後、私と夫は絶えない喧嘩の日々が続き、悔し涙が顔を濡らし続けました。

 私は修煉者です。夫の浮気は私の執着心に対して現れたのではないか? 私は内に向けて探しました。私は根本的な執着心を見つけました。私はよい生活を求め、ロマンチックな愛情を求める心を見つけました。同時に、情に対する執着、恨む心、嫉妬心、悔しい心、色欲に対する執着、私心などを見つけ出すこともできました。私はその後の学法の中で、これらの執着心を排除する努力をしました。しかし、夫との間にちょっとした問題が発生すると、私に恨む心が現れ、心性を守れることができませんでした。しばらくして、恨む心は他の空間で強大な物質を形成したことで、恨む心がますます強くなり、特に、相手の女性のことになると冷静でいられなくなったのです。法理のうえでは、自分に問題がなければ、このような問題は私の身に現れることはないと分かっていても、なぜか外に向けてばかり探していました。口で法理を語るのは容易いのですが、実際の問題の中に置かされた時、執着心を放下できない時は、本当に心をえぐられるような辛い思いをしました。

 私は恨む心を排斥し、よくない念が現れると抑制しながら、発正念をして取り除いていました。恨む心はだんだんと弱くなりました。私はよりよく法を学び、正念を持って一切のことに対応していました。誰にも間違いはあります。常人の中でも修養のある人は他人を許すことができるのに、私は一人の大法弟子として、なぜ相手を許せないのでしょうか? それは、正法時期の大法弟子としての称号に泥を塗るようなことではないでしょうか? 私の使命は衆生を救い済度し、法を実証することなのです。

 私はこの問題の当事者から抜け出し、振り返ってこの問題を見たとき、夫と彼女は済度される対象なのです。人生は演劇のようで、演劇の役にとらわれてはいけません。夫と彼女は私の近くに生まれ、きっと縁のある人に違いありません。私は二人を救いたい、もしかすると、二人を救うことは先史の誓いだったかも知れません。

 恨む心が薄れるにつれ、彼女が生活に困れば、私は自ら生活の手助けを行い、法理を彼女に教え、チャンスを見ては彼女に大法の真相や天が中共を滅ぼすこと、「三退」すれば命を守ることができることを伝え、彼女は私の話を全部受け入れ、大法のお守りを身に付け、心をこめて「法輪大法は素晴らしい」「真善忍は素晴らしい」と念じたおかげで、交通事故に遭った際は、ケガが一つもなかったのです。それから、彼女は疾病に罹ったとき、治療を受けずに、誠心誠意で「法輪大法は素晴らしい」「真善忍は素晴らしい」と念じると、疾病が治ったのです。その後、彼女は、大法の真相を大勢の友人に伝え、その友人らも救われました。彼女はいつも大法の真相資料を手に、彼女が住む地区を配ってくれました。彼女の変わりように私は感動し、ほかの空間に形成された強大な物質を残らず解体しました。

 彼女は医師養成の授業に参加しました。大学の教授が大法を誹謗中傷する言葉を話しました。彼女は挙手して大学の教授に向かって「私は、法輪大法は素晴らしいものだと思います」と話しました。生徒たちは互いに顔を見合わせて、教室の中は静まり返りったそうです。彼女は誓いました。「今まで犯した罪を改め、善い人になります」彼女の変わりようは、夫の目に焼きつき、心に刻まれました。そして、私と夫はお互いに恨みをなくし、家庭は睦まじくなり、身が軽くなりました。衆生を救う環境はますます良くなり、修煉していない周りにいる常人も、真相を伝えることを手伝ってくれるようになり、一歩引き下がれば広い世界が開かれることを体験することができました。

(続く)

 2010年7月17日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/6/12/225167.html

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いつでもどこでも真相を伝え 正々堂々と「三退」を勧める