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自分の空間場をきれいにする

(明慧日本)師父は『二〇〇三年旧正月での説法』の中で、旧勢力の按排に対してどう対処するかの方法を教えてくださいました。「私は李洪志の弟子であり、他の按排は要らない、認めないと思えば、それらは恐れ怯えて手を下すことはできず、何でも解決することができます」 長い間、この法理についてあまり深く考えていませんでした。最近、学法および発正念の回数を増やすことにより、突然この法理について深い内包を悟りました。

 もともと私たちは天上にいて、宇宙が最後の壊滅時期になる時の状況を見ていましたので、衆生を救い済度したくなりました。当時の知恵および能力はともに巨大な神の状態であるため、自分が各次元を超えてだんだんと降りていき、各次元の生命と縁を結び、最後に人間を済度する時期までのすべて、どこで生まれてどこで法を修煉し始めるかなどをとても細かく按排しました。これと同時に、旧宇宙中の正法を左右する旧勢力も、世に降りて衆生を済度する大法弟子に対して、こと細かく全面的に按排して、さらに自分達こそこの正法のことを把握していると思い込んでいます。もちろん、師父はこの旧勢力の按排を利用して最も広く、正しく、最も衆生を救うことに有利な按排をしてくださり、しかもこの按排を旧勢力に見られないようにしました。

 今、私はやっと分かりました。すなわち、これまでの自分の按排では、衆生を済度する願望を果たすことができないどころか、自分が救われることもできないのです。もし、師父の苦心の済度がなければ、私たちは旧宇宙と一緒に壊滅してしまいます。旧宇宙の按排は、見た目は用意周到に見えますが、実はそれは旧宇宙の神の知恵に過ぎず、円融できない漏れのあるものです。旧宇宙はより大きい知恵がないため、いかに按排しても新宇宙の真、善、忍の基準に達してはいません。根本的に私(し)の為であるのです。旧宇宙も同様に一つの生命であり、救われる相手です。このような生命が衆生を救うことを按排してよいのでしょうか。ですから、この按排は結局、正法の妨害となりました。

 私は以上の考えを理解し、発正念をして、自分の空間場をきれいにする時に、次のようなことを念じました。「これまでの私の自身に対する按排、旧宇宙の生命による私に対する按排、このすべては師父に言われたその他の按排であり、要らないのです。私はこの按排を承知しません。私は師父が按排してくださったすべてを認め、師父が救い済度してくださった按排しか受け入れません」 この念を発してから、身体中からたくさんの変な物質がぼろぼろ落ちて、各次元の身体も浄化されて向上し、自分がさらに旧宇宙の要素に制約されず、軽々と旧宇宙の範囲から脱出したと感じました。その時、自分の空間場は安静、和やかになり、さらに旧宇宙を制約する能力も備えました。正法の過程で得た能力と知恵は全面的で、漏れもなく、本当に大きな宇宙のように感じて、同時に自分の思想、認識、知恵の能力なども新しい基準に達したと感じました。正念の通ったところはすぐに正法に同化しました。

 「また、学習者は今後、集団煉功或いはこのような大会の時に、座禅して5分間入静、結印し、意念の中で自分の思想の中の良くない念、業力と良くない観念、或いは外来の邪魔を根絶します。これらの良くないものは死ねと念じれば、根絶されるのです。五分間で利きます」(『導航』「二〇〇一年カナダ法会での説法」) これは大法弟子が必ずしなければならないことです。今、私はこの説法についてもう一つの意味を理解しました。私達はたくさんの人が正法の基準に達しましたが、全体的なこの正法のことはまだ終わっていません。大法弟子の主体はまだ常人の中にいて、毎日衆生を済度しています。これによって人間のよくない要素に浸食されて、捨てたはずの良くない考えが頭のすみに湧いてくるのです。だから、いつも正念で自分をきれいにし、低い次元に残っていたよくない考えを一掃します。今、私は毎回発正念をして、自分の空間場をきれいにする時、「天清く體も透り乾坤正し」(『洪吟』「刧後」)と感じます。

 私は自分の空間場をきれいにした上で、三界内および宇宙全体の良くない生命と要素を整理します。「人間の身体も含むあらゆる物質は、宇宙空間の空間次元と同時に存在し、互いに通じ合っています」(『転法輪』) そこで私は、法輪を各次元の身体からすべての空間場に漏れなく発射し、法輪が迅速に回転して、至る所で邪悪な生命と要素が正され、善良な生命が救われます。

 毎回、発正念の時にまず自分の空間場をきれいにすることが基本です。自分の空間場をきれいにして初めて広範囲に邪悪を根絶し、衆生を済度することができると思います。

 以上は個人的な認識であり、慈悲をもってご指摘下さい。

 2010年7月25日

(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2010/7/23/227380.html

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