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カナダ国会が外国の干渉を警戒 法輪功修煉者が中共の海外浸透を摘発する(写真) (明慧日本)カナダ連邦国会議員は2010年7月5日、再び下院公共安全委員会を招集し、カナダ安全情報局(Canadian Security Intelligence Service,CSIS)主任リチャード・ファデン氏の報告を聴取した。ファデン氏は報告の中で、カナダには外国の干渉という問題が存在すると主張した。ファデン氏は、在外華人は被害者であり、問題は外国の勢力だと指摘した。同日、法輪大法学会代表は国会での記者会見で、中国共産党が海外に浸透するさまざまな手段を暴露した。
カナダ安全情報局主任「外国の干渉はカナダ民主主義に影響を及ぼす」 ファデン氏は報告の中で、外国の干渉がカナダに対する危害「カナダの民主主義はある国から秘密裏に影響を受けた」及び外国勢力が干渉する範疇と特徴を述べた。ファデン氏は、カナダ安全情報局の職責は、カナダ人民と民主主義が水面下で影響を受けることがないよう保護することだと強調した。 ファデン氏は次のように述べた。「外国の干渉はテロ活動やスパイ活動のように、すぐには国家に脅威を与えたり、極端で深刻な結果(例えば命を失う、重要な国家機密を失うなど)をもたらしません。しかし全体的に見ると、徹底的に私達の民主主義制度に影響を与える過程によく似ています」 ファデン氏は、「このような影響は日常の何でもないようなことから始まっているように見えて、実質的にはカナダ人民の利益に被害を与えており、これは微妙な過程なのです」と語った。 彼は、カナダ情報局が興味を持つ可能性のある一つの例を提出した。「一国の外国政府の代理人が一人のカナダ人に毎月、毎年いろいろな方面のメリットの提供を明らかに増加させているのに、その内容を徐々に公開しなくなって来ています」ファデン氏は、このような関係の中にはある種の利益交換があり、メリットを受けたカナダ人の表す意見、観点と表す情報は全部外国政府の利益のためである、と指摘した。 ファデン氏は、このカナダ人がこれらの観点を自分の観点として広める時、彼あるいは彼女と関わりのある策略決定に影響を与える可能性がある、と話した。 ファデン氏は「誰でも皆、外国の影響を受ける対象となる可能性があります。あなたが最初に受け入れたかそうでないかに関係なく」と述べた。 カナダ安全情報局「国家の安全に危害を与える干渉を必ず調査する」 ファデン氏は、カナダ安全情報局の目標は次の三点とした。1)外国の代理人を識別して、外国の影響を制止する。2)影響を受けた人を識別し、適正な権力機構に知らせる。3)このような圧力がないようカナダ人を普遍的に保護する。 「私達が警戒する外国からの妨害の中心は、カナダに関わる決定は必ずカナダ人がカナダの事情に従ってすることである」と彼は言った。「もし外国の妨害が国家安全に危害を与える可能性が存在したら、カナダ安全部門は必ず調査すべきである」 中共が海外で影響を与える被害者は法輪功修煉者 カナダ法輪大法学会のスポークスマン周立敏氏は「カナダにおいて中国共産党政権から被害を受けている法輪功修煉者たちが過去11年間味わった事は、カナダ安全情報局主任リチャード・ファデン氏の外国からの影響に対する評論そのものであり、前中国外交官・陳用林氏の述べた中国共産党の外国に対する影響の模式図と策略とも一致します」と述べた。 2005年当時、シドニー駐在中国領事館政治部一等秘書だった陳用林氏は中国から亡命すると同時に、次のことを暴露した。中国共産党当局は世界各地の駐在中国大使館及び領事館に命令し、外国の政府官僚が中国共産党になびくようにし、中国人留学生及びチャイナタウンをコントロールし、同時に中国人メディアを抑制することで所在国の中国に対する政策に影響を与えようとする目的がある。その中で、すべての中国大使館及び領事館の一番の任務が法輪功弾圧である。 陳用林氏の暴露した中国共産党の策略には、外国の政府官僚達の弱みを握り、経済的な利益で政治的な利益を交換することが含まれている。彼は最も有効的な手段は外国の政治領袖を無料で中国旅行に誘い、彼らが中国に到着後、彼らのために豪華な娯楽サービスを提供することである、と言った。このような手段は中国の欧米諸国に対する外交上、普遍的に用いられている。 周立敏氏は例を挙げて言った。「今年5月、メディアの報道によるとオタワ市のラリー・オブリエン(Larry O’Brien)市長は中国ビジネス旅行からの帰国後、中国とある一つの約束をしたため、毎年していた法輪大デーの褒賞状にサインして発表することを断りました。明らかなことは、彼が中国でのビジネス旅行の時に、中国共産党官僚とある一つの約束をしたことにあります。その後、市議会は決議を通して法輪大法デーの褒賞状にサインし、発表しました」 周立敏氏は次のように話した。「明らかになった例は今年6月、胡錦涛のカナダ訪問期間中に起きたことです。中国大使館のコントロール下で中国留学生達は法輪功が法輪功迫害反対のために掲げていた横断幕の前に立ちはだかり、邪魔をしました。中国大使館教育部一等秘書・劉少華が中国人留学生達に任務を伝える時の話が録音されています。彼は『中国人留学生達の戦闘対象は胡錦涛の訪問期間中、中国人の現在の基本的人権の権利を改善すべきであると中国共産党に訴えているカナダ人だ』と言いました」 陳用林氏「外国の上流社会への浸透は中国共産党の戦略目標」 陳氏は述べた。海外の中国人に対する抑制は中国共産党が外国の上流社会へ浸透することと一致する戦略目標である。オーストラリアだけでなく、アメリカとカナダ等その他の国でもこのようにするのだ。 陳氏の話によると、中国の外国駐在大使館が外国のチャイナタウンを監視し、中国共産党に対して批判的態度を抱いている人々を圧制するのに使う人的資源、時間と費用の支出は大使館のすべてのその他業務の許容範囲を超えているという。「法輪功との戦い」は典型的な中国の外国駐在大使館の業務総量の半分以上を占めている、ということだ。 陳氏は例を挙げて言った。「オーストラリア駐在中国大使館とシドニー駐在中国総領事館もわざとオーストラリア連邦と州レベルのオーストラリアの官僚達に声をかけ、両国文化交流の名を借りて、オーストラリアの官僚達の子供に意図的に奨学金を提供します。シドニー駐在中国総領事館はまた定期的に一部のオーストラリアの政治指導者、州とオーストラリア連邦議員と地方議会の会員と私的な業務連携を拡大しています。シドニー駐在中国総領事館も定期的に彼らのために晩餐会を行います」 2010年7月27日 (中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/7/8/226657.html) (English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/7/18/118659.html) |
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