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トルコで神韻公演を開催できた物語(四)

(明慧日本)当日、私達は政府ビルに行きました。十数人の官僚のオフィスと、主要な政府部門が全部入っていました。ビルの中に出入りすることさえ難しいので、官僚と話すことはなおさらです。不思議だったのは、ある同修の親戚がそのビルの中で働いていました。同修の親戚は、関わりのない別の部門の官僚でしたが、とりあえずその親戚と会ってみることにしました。この同修は、親戚に面倒をかけたくないので迷っていました。私達はもう一度考えました。これも同修の親戚が救われる良いチャンスで、もし彼が救われて自分の位置を決めれば、私達が何も言わなくても向こうから手伝ってくれるかも知れないと思いました。

 私達が彼のオフィスに入ると、彼は非常に喜んで迎えてくれました。また驚いたのは、彼は私の親戚と非常に仲の良い友達でした。私達はお茶を飲んでいろいろ話してから、最後に何か用事があるかと聞いてきました。私達は彼に神韻と大法が中共に妨害されたことを話しました。まだ何も頼んでいないのに、彼は直ちに電話をかけました。トルコでは、神韻のように海外から来る芸術団は、全て警察局のある部署があらゆるビザと手続きなどを担当していると話してくれました。彼は、警察局の官僚に電話をして直ちに会う時間を決めました。

 私達は、警察局でその担当の官僚を待っている間、出入りする人たちに真相を伝え、チラシを配りました。私達は多くの人と接触し、師父の按配に感動しました。師父の按配された道に従って行けば、神韻が阻まれるはずはありません。私達は、警察局が正しい選択をすると自信がありました。なぜなら、私達がビザに関する仕事をしていたとき、すでに彼らに真相を伝えていたからです。

 私達は、紹介された警察局の官僚のオフィスに行きました。彼は、書類に署名をしているところでした。彼は「私はあなた達が良い人だと知っています。ただ、このことは私の仕事の範囲を超えています。中国大使館が関わっていて、これは外交の問題で解決するしかありません。私はあなたたちが非常に良い人だと知っていますが、手伝うことができません」と言いました。彼はこの話をするとき、私達を見てもいませんでした。

 私は立ち上がって、オーストラリアでの神韻小冊子、神韻のチラシとチケットを彼が署名する書類の上に置きました。私は慈悲心を持って、厳かに話しました。「このチケットを見てください。この舞踊を見て、私達も見てください。この一切は真実で、私達はすでに非常に多くの精力を注いできました。私達は劇場にも多くの金を払い、テレビ局は私達のスポンサーです。市政府からも多くの支持をいただきました。また、神韻の舞踊家のビザも取りました。彼らは何も求めていません。彼らはただ舞踊と歌で、自分達が失った文化を取り戻したいだけです。中国では禁じられて何もできません。人々は迫害されて、自分のために何も言えません」

 警官は私達を見て、目が覚めたかのように、舞踊の写真を見て美しいと話しました。私は彼に聞きました。「あなたは中共と同じ行動を取りますか、それとも神韻を来させますか? これらの舞踊と歌を、強大な中共政権はなぜ危険だと思っているのでしょうか? 彼らは何を怖がっているのでしょうか? もし、私達が罪を犯していると言うなら、神韻を開催させてくれないなら、私を捕まえてください。しかし、私をここから出させるなら、自由な1人のトルコ国民として、私は自国で中共に阻止されるわけにはいきません。法輪功修煉者としても、わたしは妥協しません。誰が私達の国を管理しているのですか?」 私は、師父が私達と一緒におられると感じ、非常に幸せでした。彼は感動した様子で、神韻を開催させないのは絶対に自分ではないと言いました。その後、彼はもう1人の官僚を紹介してくれ、その人が大使館の仕事を担当していると言いました。そして、自分の秘書に指示し、その官僚のところまで連れて行ってくれました。

 (続く)

 2010年8月8日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/7/30/227712.html

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