日本明慧
■印刷版   

魔難に陥った同修を助ける


文/中国河南省の大法弟子 誠心

(明慧日本)我が家の学法グループに新しい同修が来ました。この同修は、3回目に来たときに自分の個人的な秘密を皆に明らかにしました。「ここの学法グループは、場が正しいです。私は良くない心を抱えており、自ら抜け出せない状態ですので、ここで話して皆さんに助けてもらいたいと思います」と、非常に苦痛の表情で語りました。この同修を見て、彼女はきっと自分の良くない心をなくそうとしているので、私が聞いたらきっと彼女(この同修)を助ける義務があると思いました。

 それで、私達のグループの中の同修がそれぞれ彼女と相談して、法理にしたがって考えるとその心は汚くて危険だと言いました。話の間に、彼女は『転法輪』と他の経文を暗唱することができると分かりました。ただし、彼女は良くない人心があるため邪悪に隙に乗じられて、学法の時に居眠りし、発正念の時に手が倒れます。そして、他の学法グループが彼女に対して信頼しなくなったことを聞きました。そこで私はこう思いました。彼女の頭の中に法があるのですが、一時的に邪悪に執着を拡大されて主意識が弱くなり、是非が分からず邪悪に引っ張られただけです。しかし、彼女は師と法を信じているのに、なぜ戻って来れないのでしょうか? 私の考えでは同修たちの助けも十分でなく、同修のことはすなわち自分のことだと口にしますが、実際に実行できていないということです。

 そう考えて、私は彼女の現状および同修の認識に基づいて助けようと思いました。彼女は学法をしっかりしているため人の非を責めることなく、人に言われたときにまず自分の非を探して人のために先に考えるようにしています。しかし、邪悪に迫害されて家に帰れることができず子供とも会えなくなって、心が苦しくて非常にプレシャーを感じています。今の彼女には暖かく見守ることが必要です。だから、誰かが彼女に人心をもって接すると、かえって情にはまりやすいのです。私は、彼女を自分の妹のように感じ、一緒に学法をして、彼女に、主意識をしっかり制御して自分をはっきり分かるようにしなければならないと思いました。

 そこで、私は彼女を助けるため彼女を家に住まわせるようにしました。妻も同修なので、大法の修煉により他人のことを優先に考えます。こうして、3人は毎朝起きて学法・煉功をしました。

 数日後、毎朝3時50分の煉功に対してなかなか続けられなかった私たち夫婦もできるようになりました。人を助けるのは自分を助けることに等しいと言う通りです。私たち夫婦が彼女を助けるのではなく、かえって彼女が私たちを助けに来たのだと思っています。これも新しい宇宙の特性が、他人のためでありながら自分をも円融することを実感しました。

 今、彼女は三つのことをしっかり行っており、今まで少し悪い所がありましたが、根本的に執着を放下しました。これからは師父の弟子を一人も見捨てないように、と同修たちに言いたいです。どれだけ執着を持っていても、同修は法のためにやってきた高次元の生命であり、一人でも失うと大きな損失になります。

 2010年8月9日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/7/29/227667.html

■関連文章
法輪功修煉者は一体である
魔難の中にいる同修と交流する
魔難に陥った同修に慈悲をもって接する(四)
魔難に陥った同修に慈悲をもって接する(二)
魔難に陥った同修に慈悲をもって接する(一)
学法に集中する
同修は私が魔難から抜け出すように手伝ってくれた
同修を救助したときのこと
常人の次元にこれ以上とどまらないように(二)
協力し合って一つの全体になったとき