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河北省唐山市:法輪功修煉者一家3人が不当監禁

(明慧日本)劉保芹さん(57)は河北省唐山市の印刷工場に勤めていた。2010年8月11日、警官は劉さんの自宅の窓ガラスを壊して室内に侵入し、劉さん一家3人(夫・李洪奇さんと娘・李英楠さん)を強制連行し、同市長寧道留置場へ移送した。

 1999年7.20以降、法輪功が中共(中国共産党)により弾圧されて以来、劉さんと娘は中共当局による不当監禁・拷問などの一連のひどい迫害を加えられてきた。2001年1月、劉さんは一度、同意のサインをしていた修煉を放棄する保証書を無効にしたことで、中共からのさらなる迫害を逃れるために放浪生活を始めた。しかし、同年7月20日に市公安局に捕まり、唐山市第二留置場へ移送された。

 施設で劉さんは90日間、背中から枷をかけられたため、枷の重さで全身に筋肉痛が激しく走り、体の感覚がなくなるまで肉体的にひどく苦しめられていた。引き続き、唐山紡績大学にあった洗脳班へ送り込まれ、そこで長期間にわたって、監禁や拷問をされていた。そして、多種の疾病を患うに至った。

 劉さんは迫害にさらされてから、10年来、仕事をしても給料が支払われなかったり、警官らに「敏感日」を口実に尾行や監視、行動を制限されたりした。

 元・唐山路北実験小学校の教師の劉さんの娘・李英楠さん(30)は610弁公室の圧力かにより、学校側から教員の仕事を掃除係に変えられ、理由もなく解雇され、2001年4月頃に放浪生活を強いられた。2001年11月下旬、北京の天安門へ行き、法輪功が迫害されている真相を伝えたことで唐山市第一留置場で拘禁された。その間、李さんは受刑者・王秀玉に猛打され、冷たい水をかけられ、1カ月間寝ることを禁じられ、不当に体罰を受けるなどの迫害を受けつくした。また、所長・張鑫は「お前を裸にしたまま男性刑務所へ送り込むぞ」と脅し、李さんに法輪功をやめさせようとした。

 2002年6月、李さんは唐山紡績大学へ移送され、そこの洗脳班で数々の迫害を加えられた。

 劉さんの夫・李洪奇さんは中共に妻と娘が迫害されていることにショックを受けて、一連の迫害にビクビクと過ごす日々から重度のプレッシャーを感じ、結局、心身ともに苦痛の限界に達し、精神的に不安定になった。

2010年8月20日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/8/17/228454.html

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