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吉林省:刑務所で迫害された法輪功修煉者が重症

(明慧日本)現在、不当に吉林刑務所に収容されている法輪功修煉者・敖(ごう)永傑さん(46歳男性)は、迫害によって重症となり、刑務所側は家族に通知していない状況下で、敖さんの気管切開手術を行った。術後、縫い目が化膿して腐乱し、周辺の皮膚が黒く変色したという。

 その後、敖さんは病院で検査を受けさせられ、肺結核とリンパ節結核と診断された。現在、刑務所内にある診療所に戻され、縫い目の腐乱は拡散しているという。

 家族は敖さんの病状の情報を入手し、刑務所へ面会に訪れた。刑務所側からは連絡先を次から次へと変えてたらい回しにされ、結局面会させてもらえず、面会に来た家族、または同行者が法輪功修煉者であるかどうかを気にしていた様子だったという。

 家族は帰るときに正門の前で、偶然にも第八管区長の孫立新と会い、敖さんの所在と病状を聞いた。孫は教育課長・徐戦峰に聞くようにと言い、家族は徐に電話して聞いたが、徐は主幹警官の王元春に聞くようにと言った。そして、家族は王に電話したのだが、王は敖さんについて何も知らないといい、結局たらい回しにされたのである。

 敖さんの病状悪化に伴い、刑務所の各部署は責任を逃れようとしていることは明白である。

 敖さんはモンゴル族の出身で、国鉄の元職員であり、2000年に法輪功を修煉しているという理由で職場を解雇された。その後、敖さんは当地の警察官・王権、黄智権らに私生活を妨害され、家宅に侵入され、私有財産を没収された。敖さんは2005年まで2度の実刑に処されたことがあり、最長3年。

 釈放された敖さんは、路頭に迷う生活を強いられた。敖さんは2007年7月13日、アルバイト先の吉林省四平市で強制連行され、7年の実刑を科され、2008年4月24日に他の法輪功修煉者3人と共に吉林刑務所に収容された。  

 敖さんの迫害に関する詳しい状況はいまだつかめず、上記の事実はいろいろなルートで入手した。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2010年8月29日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/8/27/228861.html

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