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就職活動の中で人を救った体験(二)

(明慧日本)私と静さんはC社に就職しました。最初の数日間、従業員はみな私の能力を評価して、私は「喜び」の中に浸かりました。しかし、5日目の午後、雰囲気は一変しました。突然、私と静さんが読んでいる資料が回収されて、マネージャーが来て、私と静さんにもう一度社員評価を受けてもらうと指示しました。

 少し前に、私は他の従業員に社員評価について聞いたことがあります。実はとても簡単で、自分の長所を少しアピールしたら合格できると聞きました。

 しかし、マネージャーは私と静さんをわざと困らせているように感じました。二人は自分の長所をアピールした後、また多くの試験問題を出されて、幸いにも私は事前に準備したので、うまく対応できました。しかし、評価が終わると、今日の仕事はここまでにしてすぐ家に帰りなさい、とマネージャーに告げられました。理由について、もともと面接の人事権は彼女にありますが、先日、彼女が忙しかった時に代わりに社長が面接に出たため、私と静さんが採用されたのですが、静さんは話す時に滑舌が悪くて(これは事実で、私も早くから気づいていた)、仕事に適任ではないと発見した、と言いました。しかし、私に対して特に理由を言いませんでした。これで、2人はC社をクビになりました。

 私はとても悔しくなりました。数日前に給料が少ないと分かった時の悔しさと違って、今はプライドが傷つけられています。私は何のミスも犯していないのに、何の理由もなくクビになったのです。私はやっとこの給料が安い仕事を受け入れたところ、逆に会社に追い出されました。その上、静さんも「私がクビになってもまだ納得できますが、あなたはそんなに優秀なのに、どうして?」と言いました。彼女の話を聞いて、私はもっと辛くなって、頭の中でクビの理由を考えてみました。

 一つの可能性は、同じ女性としてのマネージャーの嫉妬心です。私の学歴、能力が彼女より高いため、彼女は理由を探して私を追い出しました。もう一つ、私の学歴と能力が高いのを見て、陰で誰かが上司に私の悪口を言ったかもしれません。考えれば考えるほどたまらなくなって、クビの本当の理由を知りたくなりました。

 幸い13年間の修煉の土台があって、私は突然『転法輪』の内容を思い出しました。「しかし、往々にしてトラブルが発生する時、それが人の心の奥深いところを刺すような激しいものでないと煉功の効果が上がらず、向上につながりません。というわけで、彼はやはり気になってたまらず、どうしても後ろを振り向いて、その二人の様子を覗いてしまうかも知れません」

 これは師父が私に啓示されているのではありませんか。私はまた内に向かって深く掘り出すと、周りに大切に思われたい、褒められたい名利心と見栄え、褒められてとても嬉しい歓喜心、クビにされた嫉妬心、不平不満の心が見つかりました。常人の中で私は何の間違いも犯していないかもしれませんが、修煉者としてこのような納得しがたい事に遭ったのは、自分の隠れている多くの執着を取り除いて、度量を大きくさせるためかも知れません。このように思うと、気持ちがぐっと軽くなりました。

 修煉しない、しかも名利心が強いお父さんにクビになったことをどのように説明したら良いでしょうか。C社を出て私は静さんに、「まだ家に帰りたくありません。散歩したいです」と言いました。彼女は「では一緒に散歩しましょう」と言いました。ちょうどこの機会に彼女に「三退」を勧めようと思いました。2人はお店に入って、食事をしながら雑談をしていました。静さんは自分が共産党員であり、当初は就職しやすいために共産党に入ったことを教えてくれました。私はとても順調に彼女に脱党してもらいました。

 一瞬、私は突然すべてが分かりました。もともと、すべてが按排されていたのです。きっと、初対面で私に好感を持つようになったこの女の子を救うために、師父はすべてを按排してくださいました。そこで私はこの2、3日を時間順に思い出してみました。

 騒がしいところに私は電話に出て、B社とC社を逆に覚えました。そうではないと、私はC社に面接に行くことがありません。面接の時にマネージャーがいなくて、社長は私と静さんを採用しました。もし、面接の時からマネージャーが現れたら、きっと静さんは採用されなかったでしょう(マネージャーが2人に再評価を行った時のコメントから分かる)。そして、偶然のように私と静さんは一緒にクビにされて、被害者同士の気持ちで話をして、私は静さんに「三退」をしてもらいました。師父の綿密な按排を思うと感慨無量になりました。

 (続く)

 2010年9月2日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/6/28/226088.html

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