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北京:教師がひどい拷問を受け骨折(写真)

(明慧日本) 中央民族大学文伝学院の元女性教師・梁波さんは2010年5月20日、北京市海淀分局の警官に強制連行され、監禁された。そして、海淀裁判所は2010年9月8日に無実の梁さんに対して秘密裏に開廷した。

中央民族大学文伝学院の元女性教師・梁波さん

 連行された後、梁さんは警官・董永平により、ひどい暴行・汚い言葉で罵る・睡眠はく奪などを受けた。また、警官・董は梁さんの胸部の上に尻や足を乗せ、そこに圧力をかけて強く押さえつけた。そのため、梁さんは胸部を骨折した。

 海淀区留置場で、梁さんは監守に指図された受刑者から長期間にわたって集団暴行や非人道的な虐待、悪意の侮辱を受けた。さんざん苦しめられてきた梁さんは失神する状態が続き、両足の神経に被害が及び歩くことができなくなった。

 梁さんの家族は、海淀裁判所が梁さんに不当判決を下す陰謀を見破り、すぐ弁護士に無罪の弁護を依頼した。しかし、同所は弁護士が梁さんに会うこと許さず何度も妨害した。弁護士は繰り返し同所と交渉した結果、初めて梁さんと会うことができた。

 面会の場所で弁護士は、暴行などで体がボロボロになった梁さんの惨めな様子を目にして、施設の中でどれほどの拷問に耐えてきたのかを知った。この様子を見せたくなかった同所は罪の責任から逃れようとするため、これまでずっと面会を要求した弁護士を拒否し続けたのである。

 1995年に法輪功を習い始めた梁さんは、民族大学の中文科目の担任であった。質の高い授業と生徒に思いやりを持つなどの人柄は、学生に高く評価されていた。

 1999年7.20以降、法輪功が中共に弾圧されて以来、梁さんは中共当局による一連のひどい迫害を加えられてきた。それからわずか2カ月後、学校側は法輪功の修煉を放棄させるため、梁さんの担当授業を停止し、給料の支払いも停止し、人身の自由を制限し、監視し、嫌がらせをした。また、梁さんを学校の寮から追い払り、解雇辞令の発行もなくそのまま解雇した。

 2003年、梁さんは海南国保(国家安全保衛)大隊に捕まり、不当監禁を受けた。しかし、施設で妊娠し4カ月だと気付いた梁さんは、さらなる迫害から逃れる術もなく堕胎を迫られた。最後に、梁さんは不屈の精神でこの迫害を拒否し続け、やっとお腹の子供を救うことができた。

 2009年5月18日、梁さんは解雇辞令の受領で学校に呼び出されたが、学校にたどり着くと、すぐに万寿寺派出所の警官ら3人に海淀留置場まで強制連行された。そこで、梁さんは14日間にわたって迫害に断食で抗議した間、チューブを体内に差し込んで灌食を強行された。この迫害により3度も病院で緊急治療を受けた梁さんは、自立生活ができなくなり、危篤状態に陥った。最後に、梁さんは一命をとりとめ、家族が連れ帰ることができた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
2010年09月09日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/9/4/229215.html

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