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遼寧省:法輪功修煉者5人が不当拘禁

(明慧日本)遼寧省鳳城市に在住する法輪功修煉者・焦林さん(54歳男性)、梁運成さん(44歳男性)、曲善林さん(60歳男性)、呉娟さん(47歳女性)、孫忠琴さん(57歳女性)は2010年9月5日、いずれも中共(中国共産党)により法輪功が迫害されている内容を人々に伝えたという理由で、丹東白房子留置場や二龍山留置場へ移送された。
 
 同日夜、この5人はみな警官に一晩中ずっと暴行を加えられ、家族との面会も禁じられた。また、派出所、鳳城政治法律委員、610弁公室、公安局、国保大隊などの結託により鳳城検察院に不当判決を下されることを企てているという。
 
 焦さんは元セールスマン。2004年9月に本溪教養院まで連行された。拘禁中、「抻床(体を四方に引っぱる)」などの拷問で苦しめられた。2年後、教養院から家へ帰されたが、ひどい迫害により自力で生活ができなくなった。 
 
「抻床」の実演

 中共当局の弾圧政策により、「真・善・忍」を信奉する鳳城裁判所の元公務員・梁さんは4度も深刻な迫害に直面したことで、家庭が崩壊した。本溪教養院で拘禁されていた間、2度にわたって「抻床」の拷問で痛めつけられた。
 
 曲さんは酒造りの工場で働いていた。2004年4月、曲さんの妻は夫が迫害されていることにショックを受けて、ひどい病気にかかってこの世を去った。
 
 夫を亡くした呉さんはアルバイトのわずかな給料で、70歳過ぎの義父と義母及び未成年の子供を扶養していた。2007年7月末に瀋陽馬三家労働教養所に監禁されてから、1年が過ぎた。そこで、「吊るしあげる拷問」を受け、手足が動けなくなるまで連続2日間宙に吊るされたことがある。その影響により、釈放された後でも、体が普通に動かせないという。 
 
「吊るしあげる拷問」の図

 中国の伝統的な道徳を守る女性として、孫さんは夫を尊重し、子供の面倒をよく見て、老人を介護するなど円満な家庭生活を築いていた。2007年7月、1年の労働教養を強いられ、施設で拷問や労役でさんざん人権を蹂躪された。 
 
2010年10月20日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/10/13/230965.html

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