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内に向けて探す習慣を身につけよう


文/中国の大法弟子

(明慧日本)今朝、夫から電話で、飛行機のチケットを予約してほしいと言われました。そのとき、私はバスに乗っていましたので、騒音で聞き取れませんでした。すぐ夫に再度確認しましたが、夫は煩わしいと思ったようで、大きな声で、「今言ったじゃないか、聞こえなかったのか?」と怒って電話を切りました。私は全く心が動じることなく、自分の内に向けて、夫を怒らせた原因について探してみました。そして、すぐ見つけることができました。それは、私も相手の話に対して煩わしいと思ったことが何度もあり、そのときはいつも語気が強くなり、相手を傷つけてしまっていたのでした。
 
 自分の執着を見つけた私は、気持ちが楽になりました。師父はいつも私たちに、内に向けて探すようにとおっしゃっています。私たちは内に向けて探す習慣を身につけなければなりません。内に向けて探し、法を師にすることを、服を着たり食事をしたりするのと同じように、自然にすることができれば、問題に遭ったときは、自然に内に向けて探し、自分を正すことができるのです。そうすると、修煉は難しく感じなくなり、修煉はとても玄妙なものだと感じるようになります。
 
 内に向けて探すことのほかに、自分の修煉に対して厳しく要求しなければなりません。実は、多くの場合、私たちは自分の執着を見つけることはできるのですが、しかし、その執着心を取り除くことができないのです。私自身もそうですが、原因を探してみれば、やはり自分に対して厳しく要求しておらず、今回取り除くことができなくても、次回また頑張ればいいと、自分を緩めてしまうのです。師父は確かに私たちの向上に対して、ゆっくりと向上することは許してくださっていますが、私たちは自分を緩めてはなりません。
 
 私たちは、旧勢力の按排を認めていませんが、長期にわたり執着を取り除かなければ、旧勢力に乗じる隙を与えたことになります。旧勢力を否定することは、軽々しく言葉で言うだけではなく、修煉の中で確実にすべきことを行い、執着をできるだけ早く放下して、はじめて師父が按排してくださった道を歩むことができます。
 
 私たちが自分の修煉を緩めるとき、すでに自分の向上を遅らせ、同じ次元の中で徘徊しているのです。このような状況は多く存在しており、修煉を緩めてはなりません。精進する中でゆっくりと昇華し、修煉の目的に達したいと、人心で考えてはなりません。なぜならば、毎回自分を向上させるチャンスを失えば、チャンスは二度とやってきません。結果として時間を浪費し、自分が損をすることになります。師父はすでに1999年までに、私たちを個人の修煉で達するレベルにまで押し上げてくださいました。しかし、私たちは悟ることができず、正法の修煉に入っても、個人修煉の状態から出ていませんでした。師父は慈悲であり、私たちに再三にわたり向上のチャンスをくださいますが、私たちが自分に対して厳しく要求することができれば、時間を浪費することなく、向上のチャンスを失うことがないのです。
 
 私の次元での悟りであり、不適切なところあれば、慈悲をもってご指摘ください。 
 
2010年11月11日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/10/30/231663.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/11/8/121308.html

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