日本明慧
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北京にいても、北京で誤ってはならない


文/中国の大法弟子 蓮子

(明慧日本)5年前、北京にいるある同修が、私にこのような話をしました。「北京は一つの大きな汚染された染め物がめで、危険な状態が継続しており、少しでも油断するとその中に陥って、自分では抜け出せなくなります」それを聞いた当時、私は悟ることができませんでした。
 
  最近、北京の娘の家に半月、泊まりました。まず感じたのは、気持ちがとても重苦しいことでした。北京全体が毎日薄暗く、ぼうっとした灰色の物質に覆われて、とても息苦しくなります。故郷の澄み切った青空とは比べものになりません。ここは邪悪の巣窟の所在地であり、邪悪な生命と要素が最も集中する所であり、私の心の中には、以前のような北京に対する素晴らしい憧れや良い印象がなくなりました。
 
  5年あまりの苦難に満ちた歳月を共に経験し、かつてよく知っていた数人の同修に会いましたが、昔の修煉に対する誠実さと追求心がなくなっていました。彼らのほとんどが この大きな汚染された染め物がめの中で、名利と地位に惑わされ、恐怖心と安逸心に阻害されてしまいました。住宅を買い、車を買い、そして、結婚するために一生懸命にお金を稼ぎ、修煉を第二に置き、修煉しているのかどうかも分からない人、また、精進しない状態に陥った人もいました。お金を持って株の取引をする人さえもおり、はっきりと修煉しなくなった人もいました。
 
  彼らの現在の状態を見て、私の心は非常に痛みました。10年前の彼らは皆まだ大学生で、大法の尊厳と神聖さを守り、歩み始めました。彼らはかつて自分の神聖さと偉大な称号に恥じない行ないをしていました。しかし今日、彼らは邪悪な迫害が最も残酷な時期に、世の中の大きな染め物がめに汚染されてしまいました。
 
  この頃、私の心は特に苦しく、かつて彼らと共に切磋琢磨していました。この永久に出会えない修煉の機縁を決して失ってはなりません。必ず自分の過去、現在、未来を大切にし、自分のあの宇宙の天体と無量の衆生のために、今日、私達は精進しない、あるいは、修煉を放棄し、一朝にして、機縁を失わないよう考えなければなりません。
 
  彼らのような状態にある同修が北京にまだどれほどいるか分かりません。同様に、全世界にどれほどいるか分かりません。同修の皆さん、厳格に言えば、私達の生命は私たち自身のものではありません。私達は大法弟子で、大法の一つの粒子であり、私達の生命は師父から授かったのであり、大法を実証するため、衆生を救い済度するために来た生命です。自分が精進しない、あるいは修煉しないことで、計り知れない宇宙の天体と衆生の淘汰を招くような権利が私達にありますか?
 
  実は、私自身もそんなに精進していません。私がこの文章を書いたのは、同修と互いに励まし合いたいと思ったからです。北京にいても、私達は北京で誤ってはいけません。この世にいても、私達はこの世で誤ってはいけません。私達は正法時期の大法弟子であり、私達には責任と使命があるのです!
 
2010年12月16日

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