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大法が私に修煉の道を導いてくださった(一)


文/日本の大法弟子

(明慧日本)尊敬なる師父、こんにちは。同修の皆さん、こんにちは。
 
 私は2008年11月に、大紀元の広告営業を担当し始めました。経験は浅いですが、これまでの体験を報告させていただきたいと思います。
 
 広告営業も修煉である
 
 師父は『二〇〇七年ニューヨーク法会での説法』で、「人類社会は私の大法弟子が修煉するための大きな煉功場であり、どこにいても修煉することができます。ただあなたが修煉に精進しているかどうかだけの問題です」とおっしゃいました。
 
 修煉してから、常人社会との接触を最小限に抑えて、多くの執着心も取り除いたように見えます。が、大紀元の広告営業を始めてから、久しぶりに常人の環境にもう一度置かれて、多くの執着心がまた現れて、初めから修煉し直すことになったようです。
 
 特にアポを取る電話は難しくて、なかなか上手くいきません。日本語が上手く話せないため、棒読みでもアポが一つも取れない自分に落ち込む一方でした。
 
 どうやって突破かといえば、学法することです! 師父は『二〇〇九年大紀元会議での説法』で、「人と接触していれば、人を救っているのです。広告営業も含まれています」とおっしゃいました。
 
 しっかり法を学んで正念がとても強い時、一気に2社のアポを取ったことを、今でもはっきり覚えています。自分の念を正すことが営業においていかに重要かを初めて分かりました。広告営業を行う中で、真相を伝えるのは一番重要なことだと感じました。
 
 一つ例を挙げます。商談の際、こちらは丁寧に名刺を渡して、相手は名刺を机に適当に置いて、飴を食べはじめました。広告と聞いたらすぐ「お金がない」と言いました。礼儀重視の日本でこれはまさに不思議だと思いました。同修が真相を語り続けて、私は正念を発しました。我々は「大紀元」と他紙との相違点を説明してから、「1989年天安門事件」、「SARSの真相」から法輪功の真相まで、一通り説明しました。彼は興味津々に聞いて、最後に私たちに名刺を渡して、3ヵ月の広告契約を結びました。彼の態度の前後の変化を見て、私は真相を伝える重要性を再認識できました。
 
 広告が成約してからでも多くの試練が存在しています。ある長期の得意先が「大紀元」での広告を一旦停止して、他紙に広告を1カ月ほど出してみたい、と言って来ました。突然のことですので、私たちは思わず同意しました。
 
 帰って『二〇〇九年ワシントンDC国際法会での説法』を学びました。師父は「真相を伝え、法を実証する中で、皆さんが行っている事が困難に遭ったとき、自分を調整してみて、正念を持って問題を考えれば、かなりの効果を得られるかもしれません…法を正すことが絶えず前へと進むにつれ、この現象はますます顕著になります。…あなたの力がますます強くなり、邪悪の力が削減されつつあるからです。ですから、大法弟子は法を実証し、衆生を救い済度するとき、自分の態度、思想状態、やり方はいずれも肝心なことであり、世の変化を決めることができます」とおっしゃいました。
 
 同修と相談して、広告費用を「大紀元」に使うのは彼にとって一番良いことですので、彼の提案に同意するべきではない、と対応を決めました。翌日、彼と面談して『大紀元』で広告を続けてほしいと申し上げて、彼も一旦中止の話をせずに、私たちの提案通りに広告を続けました。一旦中止の話はまったくなかったようでした。このことを通じて、私たちの念は相手を左右していると本当に感じました。
 
 ある展示会の広告についてお話したいと思います。広告を出してから、テレビ取材があるので、展示会当日に中国人消費者10人を連れて来るように、と先方から無理な要求がありました。私は怒りを抑えて「探してみます」と答えました。何本電話をかけても、当日行ける中国人が見当たらなくて、私はイライラしました。夜になると、何に心が動かされているかを内に向かって探しました。
 
 師父は『二〇〇九年大紀元会議での説法』で、「相は心から生じるという言葉にこの意味もあります。なぜなら、あなたはそのことを重く見ており、自分を見下したからです。それがたいしたことではないと思い、人を救うという大きなことなので、行うべきことをし、心を落ち着かせ、気に障ること、気に入らないことにぶつかったり、聞いたりしても気にせず、正々堂々と行うべきことを行えば良いのです」とおっしゃいました。
 
 師父の経文に照らして、私には得意先を失うのを心配する執着がある、「大紀元」の広告効果に自信がない、先方に対する善が足りない、などにやっと気がつきました。同修と交流した結果、「大紀元」の広告効果に自信を持って、当日は中国人消費者がきっと多く来場すると信じました。一方、先方は常人ですので、彼の無理な要求に対して不満を思ってはいけない、寛容な心で対応すべき、でも彼に流されない、と認識しました。
 
 翌日、私とチームの同修二人で展示会に行きました。先方と会った時、彼は10人の話について何も言及しませんでした。展示会に中国人消費者も数人が来て、私たち二人はテレビ取材に協力しました。後日、先方から「展示会は大成功だ、ありがとう!」と電話をかけてきました。
 
 本当に師父が『二〇〇九年大紀元会議での説法』でおっしゃった通りです。「邪なものに妨害されず、それに動かされなければ、良くない要素は自分のところから生じることはなく、邪悪が微々たるものになり、皆さんは大きくなり、正念が強くなるのです。本当にいつもこの情況です」
 
 (続く)
 
2010年12月18日

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