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台湾で刑事告訴された北京市副市長・吉林の犯した罪


文/中国の法輪功修煉者

(明慧日本)明慧ネット2010年12月14日の報道によると、法輪功への迫害に積極的に加担した北京市副市長の吉林は2010年12月13日午後4時、台湾の桃園空港の大ホールで正面から歩いてきた法輪功修煉者に、「あなたは台湾に到着する2時間前、既に法輪功を迫害していることが理由で刑事告訴されました」と知らされた。ここで、私は吉林が北京市密雲県にいた時に行った法輪功への迫害の事実を書き出して、この迫害の事実を暴きたいと思います。
 
 吉林が1998年10月に北京市密雲県の書記を勤めていた時期から、江沢民元書記が法輪功への迫害を計画し始めた。その後、吉林は直ちに江沢民に忠誠心を示し、政治的利益を獲得するため、罪のない法輪功修煉者への迫害を積極的に計画し、残酷な迫害を始めた。1999年〜2004年の間、吉林は密雲県書記、その後北京市政治法律委員会の書記を勤めていた時、密雲県は北京市の中でも法輪功への迫害が最も残酷な県になり、多くの修煉者たちが迫害の被害者になった。吉林は自ら迫害の企画を立て、指揮を執り、そして警官に連行された法輪功修煉者に対して、一人一人の状況を細かく聞きだし、積極的に迫害するように部下に指示を与えてきた。また、法輪功修煉者に対する不法な判決に加担し、罪のない県民に対して重い罪で懲罰するように自ら指示し、部下に圧力をかけていた。
 
 以下は2000年12月から2001年3月までのわずか3カ月間におきた迫害事実の一部を述べる。
 
  一.密雲県巨各庄郷の4人の法輪功修煉者はそれぞれ懲役3年から4年の実刑判決を言い渡された。2001年1月16日付の明慧ネットの報道によると、柴桂今さん、柴桂如さん、李敬春さん、焦淑賢さんが懲役3年以上の刑に処せられた。その後、柴桂今さんは再度懲役4年を追加され、今もなお天津市に監禁されている。
 
  二.密雲県で横断幕をかけた5人の北京市の法輪功修煉者がそれぞれ懲役3〜5年の実刑を言い渡された(この事件は未報道)。
 
  三.密雲県鼓楼南区の罪のない法輪功修煉者(60歳女性)が懲役7年の判決を言い渡された(未報道)。
 
 被告人・吉林の履歴
 
  吉林(男性):1962年4月上海生まれの漢民族。1984年5月に中国共産党に入党。1987年7月に就職後、中国人民大学で法学修士を取得。副教授。中国人民大学青年団幹事、青年団委員会の副書記、書記、共産党委員会の常務委員、法律学部書記を歴任。1994年8月から青年団北京市副書記、書記を経て、1998年10月より密雲県書記に就任。2007年から北京市の常務副市長(実質的ナンバー2)となる。 
 
2010年12月27日

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