日本明慧
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麦の苗が凍死しても収穫は減らず


文/河北省唐山地区の大法弟子

(明慧日本)今年の春、小麦に水をやろうと思い、主人と一緒に畑に行ったら、わが目を疑う光景を見てしまいました。隣近所のビニールハウスに積もった雪が掃かれて、我が家の田畑に積み上げられているではありませんか。長時間、積雪に覆われたため100坪ほどの麦畑の真ん中の芽は死んでしまい、畑の両端の少しの芽だけが残っていただけでした。主人は家に帰って思えば思うほど腹が立ってきて、常人がとる解決手段を考えて私に言いました。「彼の所に行って弁償させます。駄目だったら大隊の幹部に話します。それでも駄目だったら彼のビニールハウスを壊してやる。それで彼が私を訴えれば、私にも言い分があります」中共文化の害毒を受けた人心が全部出てきて、本当に怒り心頭でした。
 
 私達は一緒に話し合い、主人にこう言いました。「今日、私達は学法し煉功しましょう。毎日出かけて縁のある人に出逢って真相を伝え、三退を進めるのは何のためですか? 法を実証するためではありませんか? 今回の出来事は良いチャンスではありませんか?」私はこれが心性を向上させる試練だと悟りました。私は主人に言いました。「ここであなたがこの『利』に対して放下できるかどうかを見ています。ふだんよく話をしていても、肝心な時にどうするかを見ます」主人は理解して、これ以上話しませんでした。
 
 主人が人心を放下した翌日の昼ごろ、あの家の人が我が家に来て話をしました。小麦をあのようにしてしまったのは全部彼らのせいで、彼の田畑の小麦を私達にくれるか、それともお金あるいは小麦をくれるとのことでした。私は心穏やかに彼らに言いました。「そんなことは必要ありません。あなたたちも叔母さんが法輪功をやっているのを知っています。あなたに真相を伝えたこともありますが、あなたたちは受け入れませんでした。あなたたちが今日ここに来たのはすべて偶然ではありません。縁を結びに来ており、あなたたちは真相を知るべきなのです」
 
 彼らの一家に対してさらなる真相を伝え、彼女は言いました。「私はまだ党員です」私は「だったら脱退しましょう!」と言いました。彼女の夫は党員で、息子は少年先鋒隊の隊員で皆いっしょに脱退しました。最後に、彼女は感動して「叔母さん、私がこのような事に出会っても同じようにします」と言いました。私は言いました。「それは良いことです。私達が皆このようにすれば、社会はどんなに安定するでしょう」このようにして三人家族全員が三退をし、そして、お守りと神韻のDVDを持って、喜んで家に帰りました。
 
 夜になって私達は集団煉功を終えて、主人は私に自分が感じたことを話しました。「体から何かが落ちたようにとても楽になりました。私はその中で人心は良くない物質だと悟りました。心性が上がれば功も上がり、法も私の前に現れて来ると悟りました」
 
  100坪ほどの小麦畑の真ん中は死んでしまい、両端の少しだけが残ったため化学肥料を使わず水もやりませんでした。こうして半年が過ぎ、収穫をする時になって行って見たら、両端の小麦はとても良く育ち、真ん中の凍死した麦の苗は意外にも奇跡のように多くが生き残っており、最終的に生産高には影響がありませんでした。 
 
2011年01月10日

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