日本明慧
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人を救うことはとても楽しいこと


文/中国の大法弟子

(明慧日本)人を救い済度する中で、たくさんの物語やたくさんの楽しいことがあります。
 
 ある時、私は道に迷い老夫婦に道を尋ねました。そのお爺さんはびっこをひき、杖をついて歩いていました。老夫婦はとても親切に道を教えてくれました。私はお礼を言った後、ちょっと歩きかけてふと振り返ってみると、お爺さんがびっこをひいて歩いている様子がとても苦しそうに見えたので、私は急いで老夫婦に追いつき、「お爺さん、お婆さん、常に『法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい』と黙読すれば、身体が健康になり、未来が明るく、あなたたちの運命もこれから変わりますよ」と言いました。
 
 お爺さんは興奮して「その功はどこで教えてもらえるの? 私達は動作を知らないのです」と言いました。私は不法に逮捕されて釈放されたばかりなので早く帰らないと家族が心配するからと思い、「法輪大法は素晴らしいと常に念じれば大丈夫ですよ」と言って去りました。
 
 家に帰った後、あのお爺さんの興奮した表情が頭に浮かんできて、あの時に教えればよかったと後悔し、ずっとお爺さんに会いたいと思っていました。1カ月後のある日、私はあのお爺さんに会いたくて、家族 (同修)と外へ出ました。すると、本当にあのお爺さんに会えました。お爺さんは遠くから私を見て嬉しくて、杖を捨ててしまうところでした。私に向かって大声で、「恩人、恩人!」と叫んでいました。私は急いで彼らのところに行って「お爺さん、お婆さん、私のことを覚えていますか?」と聞きました。
 
 お爺さんは「お嬢さん、私はあなたを捜していました。あなたはどこに住んでいるの、私はあなたの居場所が分からなかった」と言いました。私が「身体の調子はいかがですか?」とお爺さんに聞くと、とても嬉しそうに次のように言ってくれました。「私はずっと夜眠れなかったが、今は、法輪大法は素晴らしい、法輪大法は素晴らしいと唱えているうちに寝ついて、本当によかった! 今後もあなたに連絡したい、連絡先を教えてくれますか?」と言いました。「私は何年も迫害を受けて、最近釈放されたばかりなので、まだ携帯電話を買っていません」というと、「私は信じる、共産党は独裁の党だ」と彼は言いました。そして、彼はまた大声で「法輪大法は素晴らしい! 法輪大法は素晴らしい!」と叫びました。お婆さんは周りの人を気にして「あなた、そんなに興奮しないほうがいいのよ!」と言いました。「何を恐れているのか?!」とお爺さんは怒りながら言いました。私は、自分の住所を彼らに書いてあげて、「法輪功を習いたければ、私のところに来てください。私があなたたちに教えます」と言いました。
 
 後になって私は次のように悟りました。師父は多くの人を救い済度するよう、私を励ましてくださいました。縁のある人に真相を説明するよう、彼らを私達の前に連れてきてくださったのです。実は人を救い済度しているのが師父であり、私達は口を動かしているだけで、全ては師父がなさっています。まさに「修は己にありて、功は師にあり」(『転法輪』)の通りです。このことを経験してから、真相説明に熱心でなかった家族も、それから毎日、外へ出て真相を伝えるようになりました。
 
 またある日、私は家族とある写真館の人に真相を説明すると、彼女は喜んで三退しました。突然、小さいお子さんが私のそばで転んで大声で泣き、家族が何を言っても彼女は起き上がろうとしなかったのです。師父が縁のある人を目の前に連れてくださったと私は悟りました。私は軽やかに彼女を助け起こし、「あら! お嬢ちゃん、とてもきれいよ、泣いちゃいけません!」と言ったら、彼女は泣くのをやめて、「おばさん、ありがとう」とお礼を言ってくれました。そして、彼女の母親と身内の人は全員三退しました。
 
 彼女たちは「ありがとうございます。あなたとまた再会できますように」と嬉しそうに言ってくれました。私は「縁があればまた会えますよ」と言いました。
 
 顔を合わせて直接真相を説明する場合、半日で十数人、多いときは二十数人を三退させることができます。実は、威徳を打ち立てるチャンスを私達に与えてくださり、本当に人を救い済度しておられるのは師父であり、私達はただその願望があるだけだと、身をもって感じています。真相が分かり、三退した後、嬉しそうに拍手をしながら「法輪大法は素晴らしい! 法輪大法は素晴らしい!」と叫ぶ衆生を見るとき、世の人々は本当に私達が彼らを救うのを待っているのだと、しみじみ感じます。その時、私も嬉しくて家族の人と「法輪大法は素晴らしい!」の歌を歌います。「法輪大法は素晴らしい! 法輪大法は正法であり、佛光が普く照らす」と。
 
 ここで、明慧と世界各地の同修の努力に感謝します。邪悪が随時に暴露され、監禁されている弟子が減り、邪悪の迫害を軽減して甚だしきに至っては邪悪の迫害を一掃させました。1日も早く筆をとって世界各地の同修と交流して分かち合うよう、明慧の文章と情報が私を促しました。明慧の交流の場があるからこそ、世界各地の法輪功修煉者が一体となることが出来ます。私は「佛恩浩蕩」(『洪吟二』「天門已に開く」)の四文字を思い出すたびに涙が止まりません。
 
 ここで私達を慈悲深く済度し、加護してくださっている偉大な師父に叩頭して感謝の意を表したいと思います。そして、全世界の同修とともに師父の正法を手助けし、衆生を済度するという私達の先史の約束を果たしたいと思います。実は、本当に人を救い済度しているのは師父ですが、威徳は私達に与えてくださいました。これが、師父の慈悲と偉大なところです。今、真相を知らない人はまだまだたくさんおり、刑務所に監禁され苦しい日々を送っている同修がまだまだたくさんいます。身体の自由がある同修が時間を無駄にして自分が先史に誓った誓約を守らない理由がどこにあるでしょうか?
 
 自分の修煉はまだまだ未熟だと思って、ぐずぐずして筆を執りませんでした。同修の文章が私を悟らせてくれました。明慧の文章を読むだけで、自ら文章を書かないのはもらう一方で、あげることを惜しむのと同じです。この偉大な正法の大きな流れの中で、法輪功修煉者としては誰もが自分の正法修煉の中の深い体験があります。私は、どうして努力して自分の体験を書くことができないのかと思いました。すると、師父が私に知恵をくださり、短い時間で一気に文章を完成させることができました。この文章をもって同修と交流し、体験を分かち合いたいと思います。
 
 次元の限りがありますので、不足なところは同修の慈悲なるご指摘をお願いします。
 
2011年01月12日

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