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安徽省:残酷な拷問で迫害され母親が死亡、息子が訴える

(明慧日本)安徽省亳州市に住んでいた法輪功修煉者・楊金英さんは1999年7.20、法輪功が中国共産党(中共)に弾圧されてから、2002年4月に強制連行された。大小便を失禁するまで拷問され、半身不随になった。死の淵をさまよったときも懲役3年の不当判決を下された。中共当局による一連のひどい迫害により、2003年11月、無念な思いを晴らせないまま死亡した。享年53歳。
 
 子供の時から母が受けてきた迫害を目にしていた楊さんの息子・王磊さんは、ショウ城区公安局の母への一連の犯罪行為を自ら訴状に書いて訴えた。
 
 以下は、王磊さんが自ら述べた、母親が受けた迫害の真実の状況である。
 
 素朴な農民だった母はかつて、体が弱く病院で治療しても治らず、肺病、胃病など十数種の病気を患っていました。しかし、1996年に近所の知り合いの紹介により、法輪功の修煉を始めました。母は修煉するにつれて(家族も奇跡に驚くほど体重も増え、顔色もよくなり)持病が全快しました。
 
 2002年4月、觀堂派出所の警官は令状の提示もなく突然、我が家に侵入し、母を強制連行しました。さらに、家族の反対を押し切って一部の家財を没収しました。それから1カ月後、海晶ホテルという場所で、やつれ果て、見る影もなく骨と皮ばかりに痩せこけた母の様子を私は目にしました。ショウ城区公安局の国保(国家安全保衛)大隊が手配したホテルの中で、枷を掛けられたまま滅多打ちにされ、「三書」を書かせる目的で迫害され、母がどれほどの拷問に耐えてきたのかを知りました。
 
 1年6カ月の監禁生活の中で、警官は50代の母に対して容赦なく顔を狙って暴行を加え、罵るなどの迫害を加えました。警官は、母への暴行により手が痛くなると、さらに硬い靴の裏で母の顔面がぼろぼろになるほど連続300回もビンタを食らわせました。母の体を逆さ吊りにして拷問を加える残酷な手段も取り、厳寒に曝された冷たいコンクリートの地面に裸にして立たされ、冷水をかけられるなどの虐待も加えられました。また学校側に、私達2人の息子を退学にするよう脅しました。このようにして、修煉者の意志を破壊しようと肉体的、精神的に二重の迫害を加えました。
 
 母は心身共に深刻なダメージを受け、すでに大小便を失禁するほどの支障をきたしているにもかかわらず、迫害から逃れる術はありませんでした。さらに、出所する前夜に唐辛子の水を灌食されました。
 
 収容施設は、母がすでに死にそうになったと見て、2003年11月11に一時出所による治療を許可しました。私と兄弟は、はじめて母の状況を知らされましたが、母を病院へ搬送したとき、医者はすぐに重体通知書を発行しました。しかし数日後、母は治療のかいもなく無念な思いを晴らせないまま亡くなりました。
 
 ここで、私は死者を慰霊するために犯罪者を逮捕する裁定を下すよう、迫害への真相調査を要求します。
 
2011年01月13日

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