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遼寧省:女性医師が迫害され危篤(写真)

(明慧日本)遼寧省鉄嶺市に在住の医師・高潔さん(42歳女性)は、中共(中国共産党)に強制連行されて迫害され、意識がなく危篤に陥っている。救急車で鉄嶺市医院に搬送された高さんは現在、救急治療を受けている。 
 
迫害前の高潔さん
迫害後の高潔さん

 2007年11月13日、高さんは法輪功の真相を人々に伝えていたとき、知らない人に密告され鉄嶺市国保(国家安全保衛)大隊に強制連行された。
 
 高さんは留置場に監禁されて迫害を受けた。高さんは法輪功を修煉する前、脳腫瘍を抱えていたが修煉によって完治した。しかし、残虐な迫害を受けて血圧が上がり、脳梗塞の症状が現れ、言葉もはっきり発することができず、非常に危険な状態に陥った。その時、この案件を受理していた鉄嶺市銀州区裁判所の李忠は迫害の責任を恐れて、高潔さんを直ちに釈放し、家族に引き渡した。
 
 釈放されて治療を受けている間、高さんは中共の迫害から逃れるために路頭に迷い、街角を点々とする生活に陥った。2010年5月、長年の迫害と生活のストレス、精神的プレッシャーから、高さんに再び脳梗塞の症状が現れた。
 
 2010年6月12日の夜、高さんは同級生の助けのもと鉄嶺市銀州区医院で治療を受けている最中、再び鉄嶺市銀州区裁判所の裁判長・李忠に連行された。高さんは李に「頭がひどく痛い状態にあり、治療を受けている」と何度説明しても、李はそれを聞こうとしなかった。治療中の高さんを鉄嶺市留置場まで強制連行した。
 
 鉄嶺留置場は、李忠の強制連行行為は国家法律に違反していることを知っている。また、高さんの当時の健康状態が非常に危険であることを知り、病院で診断を受けるように勧めた。病院の医師から、高さんは重い脳梗塞を抱えていることを宣告された。それでも李の圧力の下、留置場は高さんを重病のまま監禁した。
 
 高さんの家族はいろいろな方面から留置場と李を説得し、重い病気を抱えている高さんを治療のため釈放するように求めたが、拒否された。
 
 2010年8月31日、家族は高さんと面会することができた。留置場の石所長から「面会を望むなら850元を支払え」と言われた。「何の費用ですか?」と聞くと、石は「高さんの健康診断の費用だ」と言った。高さんの両親は仕方なく850元を払い、娘と面会した。両親の前に現れた高さんは目に光がなく、顔色が悪く、話すことさえできない娘の姿を目の当たりにした。
 
 9月1日、危険を感じた家族は再度留置場を訪れて、高さんの釈放を求めた。石は家族に「釈放したいのであれば、その前に6700元を払え」と言った。家族は慌てて帰って、方々からお金を借りてやっと2000元をそろえ、再び石所長のところを訪れた。9月8日、家族は釈放を求めたが、石は「お金がそろっていないので釈放できない」と言った。家族は「高さんの両親は年配で何の収入もない、ご主人(法輪功修煉者)も盤錦刑務所に監禁されている。実家は農村にあるので、このような大金を払えない」と説明すると、石はなんと「お金を揃えてもすぐには釈放しない。上層部門の指示がないと釈放できない」と言った。家族は怒りを抑えられなくなり、石に「高潔さんがここで死んだらお前を殺人犯として訴える」と反論すると、石は「人が死んでも私には関係ない。ここから離れるだけだ」と言った。
 
 高さんの病気はますます悪化した。11月18日、危篤に陥った高さんを治療のために保釈した。その時、3000元の保釈金を請求されたが、家族はそれを拒否した。高さんが保釈されても、李忠らは当日の夕方から自宅に来て、家族を脅迫し続けた。鉄嶺市の大甸(でん)鎮公安出張所の李洪昌は、高さんに「明日から毎日出張所に届をする。この町を離れる時は我々から許可を得ないといけない」と脅迫した。石はさらに「1年間だけの保釈だ。1年後にまた監禁する」と脅した。
 
 自宅にいながら、警官の圧力のもと高さんは精神的プレッシャーのため体調を崩し、再び鉄嶺市医院に搬送されて救急措置を受けている。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 
 
2011年01月24日

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