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薬物による迫害:人間性を全く喪失した罪悪(二)(写真)

(明慧日本)
 
 健康な人が精神異常、傷害を負う
 
 拷問をしても騙しても修煉者の固い信仰を揺るがすことができない時、中共(中国共産党)は薬物で迫害する。中枢神経を破壊する薬物を大量に注射して、健康で意識がはっきりしている人が短期間で意識がはっきりしなくなり、ひいては話す能力まで失うようにする。

重慶の西山坪労働教養所病院(三大隊)

 法輪功修煉者・亢宏さん(男性)は、重慶医科大学の小児科を卒業し、謙虚で子供に対していつくしみ愛する心があふれている。法輪功の修煉を堅持したという理由で、8年間中共の牢獄で過ごした。2008年8月末、亢さんは重慶西山坪労働教養所での迫害で両脚を骨折した。このような状況でも湯毅さん、亢宏さんなどの法輪功修煉者たちは心から「法輪大法は素晴らしい!」と叫んだ。警官らは慌てて、急いで亢さんを西山坪労働教養所中心病院に送って強制的に輸液し、飲食を含む日常生活も厳密に制御した。まもなく、亢さんは深い昏睡状態に陥り、狂ったように叫び、大便を身体に塗られても分からないほど深刻な状況になった。亢さんの母親が会いに行っても、亢さんは母親のことが分からなかった。これは、明らかに薬物の迫害による精神異常の症状である。
 
 西南交通大学の修士、法輪功修煉者・湯毅さん(男性)は、鉄道建築技師である。亢宏さんが西山坪中心病院に移動されてほどなく、湯毅さんも西山坪中心病院に移動されて灌食、輸液され、まもなく危篤に陥り、一時出所した。湯さんは家に帰ってすぐに麻痺、尿と大便の失禁など中枢神経が損なわれた症状が表れた。2009年9月22日、湯さんはわずか46歳で無実の罪が晴らせないまま死亡した。
 
 吉林省松原市前郭県紅光農場の幹部・張春林さんは真心で人と接し、聡明、有能で、皆から公認される良い幹部だったが、法輪大法の信仰を堅持しているという理由で、中共から迫害を受けた。2008年9月1日、張さんは前郭県留置場で不明な薬物を点滴で投与された後、翌日すぐに一日中昏睡状態に陥り、目覚めてからは精神異常で言葉がしどろもどろになり、記憶を失った。事情を知る者の話によると、張さんに薬物を注射する時、ある善良な人が看守のいないうちに薬瓶の中からとても多くの薬物を捨てたので、すべての薬物が張さんの体内には注入されなかった。でなければ、結果はどうなるか見当がつかない。

 董敬哲さん(32歳、広告デザイナー)は高蓉蓉さんの救援に参加したため、強制連行された数人の法輪功修煉者のうちの1人である。董さんは馬三家教養院に不当監禁され、精神的にも肉体的にも残酷に苦しめられた。2005年3月、馬三家の警官は董さんを鉄のベッドに固定し、不明な薬物を連続して注射し、下肢を麻痺状態に陥らせた。数人の法輪功修煉者たちが馬三家で強制的に点滴を受けた後、下肢が麻痺した。
 
 2004年7月、吉林省長春市の黒嘴子女子労働教養所の七大隊三小隊管理教養員・王麗華は尋問を理由に、法輪功修煉者・趙金玲さんを連れて行った。約2時間後、趙さんが帰った時は目に動きがなく、話すことができず、よだれと涙を流し、四肢が麻痺状態に陥った。皆は趙さんを囲んでいろいろ聞いてみたが、趙さんは意識がはっきりせず、話すこともできず、服を着ることと、トイレに行った後にズボンをあげることも分からなかった。21歳前後の趙さんは元々聡明で手先が器用な、大人しくて美しい未婚女性である。法輪功を修煉し、良い人を目指しているという理由で、中共からこのように残酷な迫害を受けた。2時間だけで、蹂躙されて精神異常になってしまった。このような状況はまた、黒嘴子労働教養所に監禁された法輪功修煉者・李偉さん、劉文文さんにも表れ、そしてみな20歳前後の若くてきれいな女性の法輪功修煉者たちである。
 
 もし、大量に中枢神経を破壊する薬物を注射されなかったら、こんなに早いうちに人がこうなる可能性があるのだろうか? もし、他人に言えない秘密がないのなら、なぜ人が話すことさえできないようにしたのか?
 
 人命を軽視し、人間性を全く喪失
 
 山東省平度市の法輪功修煉者・張付珍さん(38歳女性)は、元山東省平度市現河公園の職員である。2001年、山東省平度「610弁公室」洗脳班に強制連行され、監禁された後、二度と帰って来たことがない。目撃者の話によると、警官は張さんを坊主頭にして裸にさせ、強制的に「大」の字形で長期間ベッドに縛りつけ、苦しめて侮辱した後、張さんに注射をしたという。張さんは苦しみで狂ったようになり、張さんがベッドの上で苦痛にあがきながら死んで行く……全過程を「610弁公室」の役員の皆が現場で見ていたという。
 
 黒竜江省阿城市玉泉鎮の普通農民・鞠亜軍(33歳男性)はとても健康で、正直で温厚で、周りから認められている良い人である。鞠さんは「真、善、忍」を固く信じていることだけで、ハルビン長林子労働教養所に不当監禁された。鞠さんは不当な労働教養に抗議して断食した。2001年10月21日午後、鞠さんは長林子監獄衛生院に担ぎ込まれ、暴力的な灌食を受けた。灌食される期間、強制的に不明な薬物を注射された。それから鞠さんは頭をあげることができず、意識がはっきりせず、口をとても大きく開き、喘ぎながら話すことさえ辛かった。そして、手で絶え間なく腕を指しながら「注射をした、注射をした……」と言った。労働教養所は罪責から逃れるため、2001年10月24日に鞠さんを家に帰した。2日後、わずか33歳で70代の老父と幼い子供を残して、鞠さんは亡くなった。

蒙陰県の中学教師・張徳珍さん、1本の注射で死亡

 山東省蒙陰県の第六中学校の女性教師、法輪功修煉者・張徳珍さんは2002年9月、蒙陰県留置場に強制連行され、数回も蒙陰県中医院で強制的に灌食され、2003年1月31日、わずか38歳で1本の毒注射によって亡くなった。問題が起きる1日前に、法輪功修煉者・張徳珍さん、王相英さん、張桂鳳さんはみな蒙陰県中医院に強制連行された。張徳珍さんはすでに身体が非常に虚弱し、前後不覚になっていた。警官は応急手当てをしないばかりか、張徳珍さんとほかの法輪功修煉者たちに不明な薬物を注射した。薬物が半分しか注入されなかった時点で、全身が熱くて痛くなり、口が渇き、両脚に力がなくなった。王相英さんは牢獄の医師・王春曉、留置場の所長・孫克海にいったいどのような薬物を使ったかを詰問した。孫克海は答えず、むしろ得意になって「これがとてもいいのではない?」と言った。1月31日、警官らは示し合わせて王相英さんと張桂鳳さんの前で芝居を打った。まだ、息のある張徳珍さんを移動式ベッドの上に乗せ、医者はベッドの4つの角に点滴をかけ、応急処置をすると言った。その後、ある医者が張徳珍さんに小さい針で薬物を1本注射した。張徳珍さんの声はまもなく消えた。そばで待っていた警官は小さい声で「また一人、終わらせた」と言った。
 
 このような案件は、明慧ネットの十数年来の記録の中でまだたくさんあり、見るに忍びない。
 
 (完)
 
2011年03月01日


(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/2/20/123358.html
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