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法輪大法のおかげで、夫の不倫騒動に善をもって対処できた(二)

(明慧日本)それから数日、私は深夜零時に発正念をしてから就寝して、早朝3時半に起きて煉功し、6時に発正念をしてから買い物に出かけました。1日3食を作って、また食器の片付けを一人でやりました。夫は休みの3日間に家にいた以外、ほとんど毎朝8時前に家を出て、深夜2時、3時にやっと帰宅します。帰って来たら客間のソファに寝て、私と話もしません。Aさんは客間のもう一つのソファに寝て夫の帰りを待って、二人は時に会話をして時に喧嘩をします。昼間、私から真相を聞く時、Aさんはとても穏やかですが、夜、夫が帰って来てから、彼女は一変します。
 
 この光景を見て私の気持ちはとても複雑で、空気も重くなったように感じて、家にいる時間はむしろ牢獄にいたのと同じく辛かったのです。『マンハッタン説法』で師父は、「皆さんが目にしましたが、夫婦間以外の不適切な男女関係は人類の罪悪であり、家庭を破壊し、人倫を乱しています」「不適切な男女関係は人間のところにおいても犯罪であり、神はこれらの汚いことをするはずがありません」とおっしゃいました。
 
 高校生の娘は試験を控えていますが、家に突然多くの人がやって来て、ここで住んで、食べて、騒いで、またAさんと父親が争っていると子供もいきなり現れて、娘のストレスはひどく溜まり、何回も泣き出しました。娘はほとんど家で食事をせず、外で適当に食べていて、また言いようもない怒りでよく私に当たっていました。
 
 私は娘に「お母さんは修煉者で、良い人になろうとしているので、間違ってはいません。お母さんは師父の教えのとおりに、善意を持って彼女たちに優しくしています。我が家の行方は師父に決められるので、誰かに離散されるものではありません。私たちは師父と大法を信じて、精進しないとね」と話しました。娘はうなずいてくれました。
 
 一緒に『マンハッタン説法』を学んで、「修煉者にとって、皆さんがご存知のように、殴られてもやり返さず、罵られても言い返さず、本当に損をしたときでも、修煉者は一笑に付すことができ、これは皆さんが持つべき状態で、必ずやり遂げなければならないことです」を読んだ時、お母さん、私も「一笑に付す」べきだね、と娘が言いました。娘の心性が高まって、あの子供にも優しくなりました。娘はまた「お母さん、実は、人に優しくすれば自分自身も心地良くなります」と言いました。娘が法輪大法に同化して、真善忍に同化したため、心地良くなったのだと私は気づきました。
 
 私は毎日の午後に『転法輪』を1講勉強して、6時と12時に4回きっちり発正念をして、午後また自分の空間場を整理するために長時間に発正念をしました。食事を作る時、私は『洪吟』と師父の他の説法を暗唱しました。そして、師父と大法を信じて、旧勢力の手配を全面的に否定しました。私は大法弟子なので、私のすべては師父が決めてくださるのだ、と固く思っていました。
 
 毎晩、明慧ネットを見る時、なんとほぼ毎日私が遭った魔難と類似した状況に関する交流文章があったのです。このような文章を読んでいるうち、毎日、私は自分の不足を見つけ出すことができました。毎日このようにして、正念がますます強くなりました。周りの同修も法理に基づいて、「このトラブルはこんなに長くのびのびして、正常な生活だけでなく、あなたの『三つのこと』まで妨げています。あなたはひたすらAさんに優しくしていますが、この優しさがAさんに隙に乗じられないように要注意です。『法は確かに衆生に慈悲深いのですが、しかし威厳のあるものでもあります』と師父のお教えがあるので、今は大法の威厳を皆に見せるしかないのでは」と私に話して、とても理にかなっていると私は思いました。ちょうどその日の明慧ネットにも、邪悪を暴き出すことを言い聞かせる文章があったので、両者を合わせて、私はすぐに「邪悪を暴き出すことは同時に衆生を救う手段でもある」の道理が分かって、家で起きているトラブルを外部に暴き出そうと決心しました。
 
 決心した日はちょうどAさんが我が家に来て19日目です。事前の連絡がまったくないまま、その日に、私の親戚5人はそれぞれの地方から我が家に来ました。私から大法の真相を聞いて修煉に入った彼らは、我が家のことを知った後、心配して様子を見に来たのです。これはまさに師父が按排してくださった奇跡だと分かりました。まさに「修は己にありて、功は師にあり」の通りです。その日、5人と私は一緒に正念を発して、強い正念の下で邪悪が完敗し、Aさんは夫に「もう耐え切れない、家に帰る」と言いました。Aさんを見送る時、Aさんは2回も私に「ありがとう」と言いました。
 
 翌日、親戚たちを見送ってから明慧ネットにアクセスすると、師父の新しい経文『感慨』を見つけました。思わず涙が湧いてきました。
 
 中国の国民はみな共産党の残虐さを知って、中国で起きたこの残酷な迫害は全国民に恐怖を与えました。私は迫害のピークの時期、2000年12月に修煉を始めて以来、個人的に迫害を受けていませんが、外部環境の影響があって、夫、娘と実の両親(今、真相が分かって修煉を始めた)はみな大きな精神的プレッシャーを抱えています。
 
 2010年10月26日の明慧ネットの文章『あなたの生命も「真善忍」からできている』に、このような内容があります。「また、法輪功修煉者の家族に対しても迫害を行っています。例えば、電話の盗聴、尾行、家宅捜索などを行っています。居住区委員会は家に来ると、記録をとるのです。法輪功修煉者の子供を退学させたりしています。法輪功に対する迫害は、中国の歴史上、最も残酷な迫害と言えます。家に一人でも法輪功修煉者がいれば、その家庭の全員が法輪功を認めない意思表示の書類に署名させられます。圧力を受けた家族は動揺し、法輪功の修煉を諦めるように説得し続け、膝まずいて放棄させようとするのです。ですから、この迫害は法輪功修煉者に対する迫害だけでなく、社会全体の信仰や良知に対する迫害でもあります。中共はこのように邪悪なのです。このように、迫害は労働教養所や刑務所に限定されておらず、社会の隅々まで浸透しています。一秒たりとも休むことなく迫害し続け、迫害を受ける当事者は精神的にも、感情的にも圧力を感じ続けています」
 
 師父は『二〇一〇年ニューヨーク法会での説法』で、「迫害をする者は法輪功を迫害するため、「真善忍」を修煉する善良な人々を迫害するため、人類の道徳を壊滅させることも惜しまず、虚言や悪、暴力、色情など人類社会の最も悪いものを宣伝し、法輪功に対抗しようとしています」とおっしゃいました。
 
 だから、中国のすべての家庭が迫害の衝撃を受けたと言っても過言ではありません。夫もそのような被害者の一人です。私は善を持って夫の裏切りに対処して、生活面で細心に面倒を見て、精神面で彼にプレッシャーをかけないようにしました。このトラブルの発生した最初から最後まで、私はずっと師父のお教えに従って大きな善と忍を抱えて、誠実で寛容で、無我に他人のことを優先に考えてあげていました。「私はしっかりやっていれば大法を実証することになり、あなたたちは法輪功の真相を聞きたくないのなら、私の行動を見てください」というのが私の心境でした。
 
 事後、夫は心から私に感謝して、「あなたの態度は本当にとても賢明でした。さもなければ、今の私はこの家にいられるかどうかも分かりません」と言いました。私は、「感謝をするのなら法輪大法と師父に感謝しましょう。私に知恵をくださって我が家を守ってくださったのは師父だからです。私が真・善・忍を学んで、良い人になろうとしたのは間違っていませんね」と答えました。
 
 夫の親族たちも大法弟子の風采に感服しました。他の家庭でこんな事が起きたら、夫と喧嘩しない妻はいません。一方、私は騒いだり、誰かを傷つけたりしないだけでなく、またみんなに優しく接しました。夫の兄夫婦はもともと真相を拒んでいましたが、今、自ら法輪功ことを知りたいと言ってきました。
 
 この一連の出来事を書き出したいと夫に教えたら、夫は嬉しそうに、「ぜひ書いてください。後日、私も自分の反省を書きたいです」と励ましてくれました。私と似たような経験を持つ人に、善を持って夫婦の間の怨恨を解消して、むつまじい家庭を築くようにと願っています。
 
 (完)
 
2011年03月02日

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