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韓国のNPO団体ら、金燕光・中国副総領事の国外追放を要求(写真)

(明慧日本)韓国のNPO団体「司法改革凡国民連帯」と、韓国法輪大法学会、ソウル市民らは2011年3月4日昼、在ソウル中国大使館前で記者会見を行ない、韓国の文化主権を侵害したとされる在プサン中国総領事館の金燕光・副総領事を国外に追放するよう呼びかけた。また、全国範囲でこの呼びかけを展開すると宣告した。

2011年3月4日昼に行なわれた記者会見

演説を行う「司法改革凡国民連帯」代表・鄭求辰氏

大使館に声明文を投函する韓国法輪大法学会と「司法改革凡国民連帯」代表

 神韻世界ツアー韓国公演の主催・韓国法輪大法学会によると、2010年の年末、在プサン中国総領事館の金燕光・副総領事は、自らプサン市政府と神韻の開演劇場・プサン文化会館に対し、「公演に協力すると、韓中関係に悪い影響を及ぼすことになる」と言い、文化会館に公演の契約を取り消すように脅した。
 
 しかし、主催側は裁判で勝訴し、プサン市の神韻公演は予定どおりに上演し、大成功を収めた。
 
 金燕光氏は、その後の神韻公演予定地であるテグ市と高陽市にもプレッシャーをかけた。テグ市は「テグ市として民間の契約を解約させる権利がない」として金燕光の要求を断って、高陽市Aram Nuri劇場の責任者は在プサン大使館からの電話を受けた時、「大使館としてどんな理由でこのような電話をかけてきたのですか? 理由があれば外交ルートを通してください」と答えて、断固として彼らの理不尽な要求を断った。
 
 神韻芸術団は中華の伝統文化の復興を趣旨として、2006年に米国ニューヨークに設立したNPO公演団体である。数年来、神韻世界ツアーは純粋な中華伝統芸術の舞台で東洋と西洋の各界の観客を魅了させた。公演を見た華人らは、神韻公演で表現された輝かしい中華文明に感動して誇らしく思い、中華文化と深い縁を持つ韓国の観客も神韻を高く評価している。
 
 中国共産党の在海外大使館と領事館が、神韻公演への妨害をもっぱら自分の正当な仕事として行っていることは、ちょうど中国共産党が持つ反伝統の本性を暴露した。彼らの行為は韓国の法律を違反しただけでなく、自らの卑劣な目的と手段をも暴露した、と主催側は指摘した。
 
 韓国のNPO団体「司法改革凡国民連帯」代表・鄭求辰氏は、「我々は、中国共産党の一党独裁を民主主義と共存させてはいけない。デマと偽善で飾る中国共産党を信用してはいけない」と発言した。
 
 記者会見の現場付近を通行した鄭さん(女性)は状況を知った後、「中国共産党の大使館は韓国大統領官邸の近くにあるのが、共産主義であるためあまり好きでない。彼らの行為は本当に常識に背くものだ。他国(韓国)の土地にも悪い事を働くなんて本当に悪人だ」と述べた。
 
 全国の正義の力を集めて、これから全面的に金燕光を監視し、彼の韓国の各地政府機関との接触を記録し、最終的に、自分の身分に背く行為を行った金燕光氏の国外追放を実現したい、と韓国法輪大法学会のメンバーは語った。
 
 韓国では、民間団体による外交官の国外追放要求は今回が初めてである。「独裁統制を韓国にまで浸透させようとする中国共産党に対して、今回の追放要求は一つの警告でもある」と、韓国法輪大法学会メンバーは指摘した。
 
2011年03月13日

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