遼寧省:高裁が弾圧政策のもと民衆の告訴却下し人権無視
(明慧日本)遼寧省瀋陽市の康平県に在住の法輪功修煉者・葉延東さんは、鉄嶺市中級人民裁判所(高裁にあたる)に訴状を手渡し、鉄嶺市労働教養管理委員会による非人道的な迫害を訴えた。以下は、葉さんが受けた迫害の一部。
| 本溪労働教養所 |
2010年12月23日、葉さんはバスの中で法輪功は無実だと人々に伝えたとき、私服警官に捕らえられ、鉄嶺紅旗分局へ移送された。その後、15日後に葉さんを帰すと知らされた家族は、それを信じて釈放を求めなかったが、2011年1月5日、葉さんは不当に2年の労働教養処分を言い渡され、本溪(威寧)労働教養所へ移送されたと知らされた。
2011年2月28日、葉さんの家族は、鉄嶺市労働教養管理委員会を訴えるために、鉄嶺市中級人民裁判所に訴状を提出した。
しかし、それから2週間後、副裁判長・趙涛、裁判官・趙継楠は「上部機関の指示に従うしかない」との返答で、葉さんの家族を騙そうとしていた。また「上部の決定による結果で、我々にはどうにもならない。どれも書面で裁定説明ができるが、法輪功に関する訴訟では書面などの説明が許されない。いくら法的内容に適っても、中国国内のどこでも裁定書の発行はできない」と答えた。
その場から離れずに陳情をあきらめなかった家族に「我々はただの国家公務員であり、本案に力になれない部分が多々ある。訴状の材料不足があるわけでもないが、現在、憲法には法輪功に関連する条例を載せていないし、法的根拠もないため、有罪か無罪の裁定はできない」と述べ、家族側を追い払おうとした。
結局、家族側は告訴する道もないまま、葉さんは不法に労働教養を強いられている。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
2011年03月26日
|