日本明慧
■印刷版   

内モンゴル自治区:法輪功修煉者が一時出所による治療を許されずに死亡

(明慧日本)内モンゴル自治区赤峰市に在住の法輪功修煉者・袁淑梅さんは2001年10月、フフホト市にある内モンゴル第一女子刑務所に収容され迫害を受け、2003年2月に死亡した。当時、袁さんは迫害を受けて瀕死の重傷を負い、出所による治療が必要とみられていたが、刑務所側は袁さんの治療を許さず、亡くなるまで監禁され続けた。
 
 袁さんは内モンゴル第一女子刑務所の受刑者の中で、最初の法輪功修煉者だった。中共(中国共産党)当局の法輪功への弾圧政策による各種の奨励に目がくらみ、最高責任者から受刑者まで全員が袁さんへの迫害に加担し、何ら良心の呵責もなく袁さんを迫害し続けた。
 
 袁さんは強圧的な管理のもと、行動制限や強制労働、悪質な洗脳などの迫害を強いられたため、脳出血を起こして一時重体となった。しかし、袁さんは治療を受けずに強靭な精神でこれを乗り越え、その後、心身ともに回復した。すると施設側は、袁さんに対してさらに苛酷な強制労働を科した。結局、袁さんは記憶喪失の症状が出始め、しばらくして重い病状に至り、病院へ運ばれた。
 
 袁さんが病院に到着したとき、警官らは袁さんを車から外へ引きずり下ろし、集団で暴行を加えた。突発的な暴行を受け、袁さんはその場で脳出血を発症して失神した。その後、袁さんは瀕死状態となり、医者からは重体通知書を発行された。
 
 袁さんの家族は、警官らの暴行によって袁さんが脳出血したことから、一時出所による治療を申し出たが、施設側は袁さんが法輪功の修煉を放棄する保証書に署名をしない限り釈放しないと通知した。
 
 袁さんは話すことができなくなるほどの重篤な状態に陥ったにもかかわらず、人生の最後まで修煉者としての意志を堅守し続けた。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
2011年04月25日

■関連文章
内モンゴル自治区:労働組合の元部長が迫害され死亡(写真)
内モンゴル:法輪功修煉者が警官に迫害され死亡(写真)
内モンゴル:法輪功修煉者が不当判決を下される
内モンゴル:赤峰裁判所が法輪功修煉者に不当判決
内モンゴル:迫害された法輪功修煉者が死亡、公安局は示談金で責任逃れ
内モンゴル:家族との面会を禁止された法輪功修煉者が迫害され死亡
内モンゴル:赤峰市第四刑務所は法輪功修煉者を迫害する邪悪なアジト
貴州省の女子刑務所で7年間拘禁された修煉者は迫害されて死亡
遼寧省女子刑務所:迫害され半身不随になった法輪功修煉者が死亡
山東省:刑務所で拘禁中の女性が迫害され死亡