しっかり修める(二)
文/海外の青年大法弟子
(明慧日本)
しっかり学法する
ある同修は学法グループに参加し、数回学法をしましたが、なにか学法のために学法し、任務を果たすように速く読み、何を読んだのか分からず、形式に走っているようだと感じました。その後、この同修は学法グループで自分の考えを話し、多くの同修がこの同修の指摘を受け入れ、学法の状態を変えました。
私はこのことを聞いて感慨深いものがありました。自分も学法のとき同じような状態がありました。ある日、私は集団の学法で咳が急に起こり、速く読めず、師父が私に啓示していらっしゃると分かりました。それから法を読むとき、ゆっくり、しっかり読むようになりました。そうすると、今まで悟れなかった法理が現れました。ある日の学法のとき、師父のおっしゃった一つ一つの言葉が私の心の底まで届き、本当に法の中に溶け込んだように感じました。
心を修め 欲を断つ
先日、私は情を取り除くことについて文章を発表し、自分の執着を暴露して、残っている悪い物質を徹底的にきれいに取り除こうと思いました。同じ問題を抱えている同修との交流を通して、自分に向けてまた多くの執着心を見つけました。私はいつも自分の良い部分と他人の良くない部分を比べ、相手のよい部分と自分のよくない部分を見ませんでした。また、この「情」が強いとき、嫉妬心も強く現れます。例えば、よく一緒にいる同修がある日、他の同修に特別に親切にしているのを見ると、自分は軽視されたと感じ、気分が悪くなりました。情に動かされたとき、正念がないと、注意しなければ堕ちてしまいます。その後、数人の同修と交流し、法を用いて法を認識し、自分を正し、徐々にこの良くない物質が消されたと感じました。師父がおっしゃったように「修は己にありて、功は師にあり」(『転法輪』)です。自分にこの考えがあれば、師父は助けてくださいます。
以前、私は同修が関を越えるとき、「こんな小さい難も越えられないの? 私ならすぐ越えられる」と思いました。しかし、自分が試練に遭った時に初めて分かったのは、一つ一つの難関を乗り越えることは容易ではなく、法の中に溶け込んでいる状態であれば越えられますが、困難に満ちた過程があるため、一歩一歩をしっかり歩むことが重要です。
全体を円融する中で自分を修める
ある夜の集団学法の後、翌日に三退のパレードがあり、天国楽団も出るという知らせがありました。突然、隣の同修は協調人に他の仕事に按排され、翌日の活動に参加できなくなったと話しました。このとき、私は一つの考えが生じました。この同修は初めて天国楽団の一員として参加するのに、協調人はなぜ合理的に按排しないのか、このパレードはとても重要で、私なら協調人に交渉するのにと考えました。しかし、その同修はとても静かで何も文句を言いませんでした。私は恥ずかしくて自分の考えが完全に自己中心的で、全体を円融しないものだと分かりました。その後、師父のこの説法「これらのことを重く見ることなく、目にした不足を黙々と良くすることができれば、神々は敬服しきれません。この人が本当に素晴らしいと言うのです!」(『更なる精進』)を拝読して、私(し)のためのものが多く取り除かれ、徐々に全体を円融できるようになりました。
最近、また自我のための心を見つけました。私はいつも自分に対する他人の評価に執着し、他人から認めてもらいたいのです。今まで、このような考えを気にせず、このような執着がますます強くなりました。例えば、団体交流で自分が話したく、あるいは悟ったものを書きたいとき、「他人の私に対する見方が違ったらどうしよう」と心配しました。その後、自分が交流のとき話した後、すぐ同修の議論が聞こえ、聞きたくなくても直接に聞こえ、あるいは他の同修が伝えてくれました。実際、この良くない執着の物質は私(し)のもので、自分が傷つけられること及び他人の自分に対する見方を気にするからです。この状態でどのように衆生を救い済度できるでしょうか? 私は自我を放下し、法を用いて判断し、何かに遭うと誠心誠意に交流して、私(し)のために自分を守る念がなくなりました。また、法を正す基点から見れば、同修間が共に向上し、全体を円融するためには、交流のとき何も心配する必要はありません。
話したいものがあまりに多すぎて、最近経験したもの、感じたもの、暴露したもの、放下したもの、昇華したものは本当に貴重だと思います。修煉は本当にとても意味があることで、艱難辛苦(非常な困難にあって苦しみ悩むこと)がその中にあります。魔難の中に陥って乗り越えられないとき、一日落ち込み、元気がなくなりました。本当に執着を放下し、向上して昇華できたとき、その楽しみには大きな自在があると感じました。まさに師父のおっしゃったとおりです。「慈悲をもって世界を看れば、今し方迷いの中から醒める」(『洪吟・円満功成』)
(完)
2011年04月27日
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