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河北省:2度労働教養を強いられた法輪功修煉者、再び不当判決に

(明慧日本)河北省唐山市に在住する法輪功修煉者・馬莉莉さん(49歳女性)は2000年6月、北京へ上京して法輪功の無実を陳情しようとしたため、警官らに強制連行された。唐山第二留置場に拘禁され、懲役2年の不当判決を言い渡された。その後、開平労働教養所に拘禁され、非人道的な虐待を加えられた。
 
 2003年5月、馬さんは法輪功の真相を伝えた時、再び唐山第二留置場に強制連行され、2カ月間拘禁されていた。その間、4日間連続で鉄製のいすから降りさせないように鍵をかけられていた。その後、3年の労働教養処分を科せられ、開平労働教養所に拘禁された。そこで独房に拘禁され、数日間にわたって睡眠を禁じられるなど非人道的な虐待を受けた。
 
 2010年8月16日午前、馬さんは唐山駅で人々に法輪功のチラシを配った時、唐山建設路交番の警官に強制連行され、15日間拘禁されていた。その後、警官は馬さんを開平労働教養所に送ろうとしたが、3度目となるため受け入れを拒否された。そのため、馬さんは唐山第一留置場に拘禁された。唐山市の法曹関係者は馬さんに懲役3年の不当判決を言い渡し、石家荘女子刑務所に送りこんだ。
 
 馬さんが拘禁されていた間、家族は何度も唐山建設路交番、唐山留置所、路北裁判所などにあちこち駆け回り、馬さんの無罪釈放を要求したが、回避された。そのうえ、建設路交番の警官らは、事実をねつ造して馬さんのことを上に報告した。
 
 2011年1月、唐山路北裁判所は馬さんの家族に知らせないまま、馬さんに懲役3年の不当判決を言い渡した。家族は裁判所に理由を聞いたが、裁判所から「もう判決を言い渡したので、私たちとは関係ない。すでに唐山中級人民裁判所に上告したので、中級人民裁判所に聞くように」と返された。家族は中級人民裁判所を訪ねたが、担当者に会えなかった。家族はあきらめずに翌日も再び訪ねたが、関係者から「判決はすでに言い渡した。しかも、馬さんはもう訴訟を取り下げたので、これから唐山で旧正月を過ごすつもりだそうだ」と聞いた。しかし、馬さんは3月15日に石家荘女子刑務所に強制連行された。家族はこのことをずっと知らず、それから馬さんに会えなかった。家族は、馬さんが中級人民裁判所の策略に騙されて訴訟を取り下げたのだと分かった。
 
 馬さんの母(67歳)は娘に会うために、4月20日に家族と唐山から石家荘女子刑務所へ行った。今回は2010年8月以来、馬さんと家族の初めての面会だった。当刑務所は法輪功修煉者への迫害に力を尽くしていることで知られている。馬さんの母も娘の転向を説得させられたが、「私の娘はいい人だ、犯罪していない。彼女はもう子供ではない、どうすべきか分かっている」と拒否した。怒った警官らは馬さん親子の面会を監視した。少し経つと馬さんを帰らせようとし、不意に力強く離れさせられたので、馬さんはそばの机にぶつかった。その後、警官は馬さんを連れって行った。
 
 馬さんはかつて頭痛、胃痙攣、リューマチなど多数の疾病を患っていた。1996年3月に法輪功を修煉し始めてから体が全快した。「真・善・忍」に従って良妻賢母になった。
 
 現在、馬さんは石家荘女子刑務所の「厳管区」(厳しく管理されるエリア)で迫害されて高血圧、腎炎に悩まされるようになってしまい、顔色も悪く、見る影もないほど痩せていたという。
 
2011年04月30日

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