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吉林省:12年の迫害の結末(写真)

(明慧日本)吉林省白山市靖宇県に住んでいた法輪功修煉者・胡雲岐さん(46)は、長年にわたり、中共(中国共産党) 当局から数々の残酷な迫害を受けて苦しめられ、2011年4月18日、ついにこの世を去った。胡さんの死亡後、警官らは何ら法的手続きもなく、また家族の同意を得ることもなく遺体を火葬した。当局は火葬証明書さえ発行せず、犯罪の証拠を隠滅することを企てた。その後、当局は胡さんの葬式に参加した兄弟2人を強制連行した。
 
 胡さんは1996年に法輪功の修煉を始め、心身ともに恩恵を受けた。1999年7.20以後、中共が法輪功修煉者への迫害を強める中で、胡さんはこの12年来、地元の多数の法輪功修煉者と同様に、公安局や610弁公室から、嫌がらせ、拘禁、労働教養などの迫害を受けてきた。
 
生前の胡雲岐さん

 2000年11月、胡さんは法輪功の無実を訴えるために上京したという理由で拘束され、収容施設に拘禁された。施設で胡さんは、厳寒の中、足が痺れて感覚がなくなるまで冷水を浴びせられる拷問を受け、苦しめられた。その後、胡さんは白山市労働教養所で1年間拘禁され、迫害を受けた。
 
拷問の実演:冷水をかける

 2001年11月、胡さんは長春市朝陽溝労働教養所へ移送された。一方、靖宇県610弁公室と地元の派出所の警官らは胡さんの家族を脅迫し、不当な家宅捜査を行い、家財を没収した。
 
冤罪が記載された胡さんの犯罪証明書

 2002年5月、胡さんは労働教養所から釈放されたが、依然として中共当局から嫌がらせを受け続け、放浪生活を余儀なくされた。2004年3月2日、胡さんは自宅に法輪功関連の物品があると密告され、長春市南湖派出所の警官らにより家宅捜索を受け、強制連行された。その後、胡さんは2年の労働教養処分を科され、再び長春市朝陽溝労働教養所へ送られた。
 
 その後、胡さんは再び釈放されたが、絶え間ない当局からの様々な嫌がらせを受け、再び放浪生活を余儀なくされた。胡さんは恐怖に怯える生活の中、以前に迫害を受けて患った病気が悪化し、苦しみ続けた。その上、当局によって住む場所を脅かされ、胡さんはついに心身ともに疲れ果て、2011年4月18日、この世を去った。
 
2011年05月13日

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