日本明慧
■印刷版   

4 人の子供が 逮捕され、母親は悲嘆にくれる

(明慧日本)董淑蘭さん(65)には、3人の娘がいる。娘3人と三女の夫4 人 は法輪功を修煉しており現在、中共(中国共産党)当局によって強制連行され、吉林市の刑務所に拘禁され迫害を受けている。彼らの財産は殆ど全て没収された。 
 
董淑蘭さんと娘、息子の嫁

 吉林市昌邑区公安支局610弁公室は、2011年4月27 日の夜、蓮花派出所の警官と 共に、それぞれ二つのグループに分かれて出動し、董淑蘭さんの3 人の娘と娘婿、息子、息子の嫁 の合わせて7 人を 強制連行した。現在、娘・劉紅輝さん、劉紅艶さん、劉紅霞さんと娘婿・李広軍さんは、依然として不法に吉林市刑務所に拘禁されている。
 
  警官らは、董淑蘭さんの長女・劉紅輝さんを騙してドアを開けさせ、家の中に押し入り劉紅輝さん、妹・劉紅艶さんを逮捕した。その際、警官らは2人の口に テープを貼り2人を殴打した 。その後警官らは、姉妹2 人を 家の洗面所に押し込み、すべての家財と財産を根こそぎ略奪した。パソコン、プリンター、法輪功の関連書籍、師父の法像、店を売却して得た数十万元の現金と通帳など、全てを没収された。
 
  また 警官らは、董淑蘭さんの息子・劉洪亮さんの家に押し入り、劉さんの妻・丁大欣さんが法輪功を修煉していると言いがかりをつけ(劉洪亮夫妻は法輪功を修煉していない)、劉さんの妻に暴行を加えた。妻を守ろうとした劉さんも警官に殴られた。警官らは、家にあったパソコンを没収し、夫婦2人を強制連行した。1人残された 劉さんの娘は、叔母の劉紅霞さんに電話をして、泣きながら両親が連行された経緯を話した。
 
  劉紅霞さんと夫・李広軍さんは 、兄と姉が連行されたことを知り、夜勤中の姉婿・燕岡さんに電話をした。この電話は盗聴されており、3人が 約束の場所に着くと、待機していた警官に逮捕され暴力を加えられた。翌日、燕岡さん、劉洪亮さんと丁大欣夫婦は釈放されたが、劉紅輝さん、劉紅艶さん、劉紅霞さんの3 姉妹と李広軍さんは 、吉林市刑務所に移送され、今なお拘禁され続けている。
 
  董淑蘭さんは 、法輪功を修煉する以前、10 あまりの疾病 に苦しみ、左側の5 本の肋骨を摘出する手術をしたことがある。 また、不治の病と呼ばれる「悪網」という病気に罹っていた。この病気は、骨髄の中の網状の細胞に発生する病気で、悪性腫瘍よりも恐ろしいと言われている。董淑蘭さんは各地の大病院に問い合わせたが、全て治療を断られた。
 
 最後になって、病院側は仕方なく天津国家血液研究所に連絡して、董さんを研究対象とするよう勧めた。董さんは、病気治療のために借金が増え、前途に全く希望が見えなかったため、家に帰って死を待つことにした。董さんは死後に着用する服も用意した。
 
 このような状況で董さんは、1996 年 に法輪功の修煉を始めた。董さんは学法や煉功を通じて、1 カ月も経たないうちに、長年 の治療を経ても治らなかった10 種類以上の疾病が全部消え、法輪功は董さんに全く新しい生命を与えた。子供達は 皆、法輪功に深く恩を感じ、母親と一緒に修煉を始め、楽しくて穏やかな日々を送ることが出来るようになった。法輪功はこの家族に真の幸せと安らぎを与えた。
 
 隣近所の人々は董淑蘭さんの変化を見て驚き、「法輪功は非常に不思議だ」と言った。そして多くの人々が、董淑蘭さんの体に起きた奇跡を見て法輪功を修煉するようになった。
 
  良いことは長くは続かないもので 、1999年7.20 以降 、中共は全国規模で法輪功を中傷し、弾圧を開始した。董淑蘭さん一家は、なぜ法輪功を弾圧するのか理解できず、自分達が法輪功を修煉したお陰で心身ともに受益した真実を訴えるため、北京へ陳情しに行ったが、途中で逮捕されて労働教養所に移送され、3 年間拘禁さ れた。
 
  中共 による1 2 年間 の迫害の中で、董淑蘭さんは3 回も労働教養所に送られ 、合計で5年以上拘禁された。3 回の 労働教養のうちの1回は、三女・劉紅霞さんと同じ施設に拘禁されていたが会うことは許されなかった。
 
  長年の迫害の中で、董淑蘭さんの子供達も迫害を避けて通ることが出来なかった。三女・劉紅霞さんと夫の李広軍さんは 、数回強制連行されて迫害を受けた。劉紅霞さんは2回不法に拘禁され、4 回洗脳班に入れられた。 さらに、労働教養所に送られて、法輪功のを放棄しないという理由で刑期を延長されたこともある。夫の広軍さんも2回不法に労働教養所に送られたことがある。
 
 2001年5月7日午後4 時頃、董淑蘭さん が家に帰ると、家の中の物が乱雑に散らかり、財産は根こそぎ略奪されていた。
 
  調べた結果、吉林市昌邑区公安支局と蓮花派出所の警官が、董淑蘭さん の留守中、何の連絡もなしに家の中に侵入し、通帳と現金あわせて1万3000元、パソコン1台、プリンター3台、穴あけ機、DVDドライブ 、携帯電話三台、DVD1000 枚以上、USB メモリ二つ、裁断機、コピー用紙一箱、法輪功の書籍、師父の法像など、金目の物は根こそぎ略奪されたことがわかった。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 
 
2011年05月23日

■関連文章
遼寧省沈陽市:警察署・検察庁・裁判所・学校が結託し 高校教師を強制連行
河北省承徳市:警察が市民の財産を狙い 濡れ衣を着せる
遼寧省:最愛の娘が連行され、悲嘆にくれた母親が死亡
重慶市:公安局が多数の法輪功修煉者を一斉逮捕
遼寧省:法輪功修煉者の親子が迫害され、母親は死亡
深セン市:法輪功修煉者が連行され一部が行方不明
青島市:検察が逮捕から拘禁まで企てる
黒竜江省:修煉者一家が迫害され、娘が心神喪失、母親と息子が死亡(写真)
広東省:法輪功修煉者が強制連行され、洗脳される(写真)
吉林省:1年半の労働教養処分を受けた法輪功修煉者、迫害され続ける