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89歳の修煉者が一万人の署名を集める

(明慧日本)オーストラリアで行われた法輪大法修煉体験交流会は、2011年5月15日、シドニー盛大に開催されました。その際、ある89歳の修煉者の発言は参加者全員に強烈な共鳴を引き起こしました。この修煉者は李先生の60歳のお誕生日に、法輪功に対する一万人の反迫害署名を集め、恩師へのお誕生日の贈り物として捧げようと思ったそうです。
 
 この修煉者は、一万人の署名を集めるのに数年間の時間を費やし、特にこの1年は毎日町に出て真相説明と反迫害署名活動を行っていました。酷暑の夏の日も休むことはなく、彼女の家族は彼女が日焼けして黒人になったと笑っていたそうです。
 
 90歳近い修煉者が、これほど大きなことを成し遂げたことは何を意味するのでしょうか。一万の人から署名をもらう時、署名の前に彼女は一人ひとりに対して、法輪功の迫害真相を説明し、彼らの納得を得てから署名をもらいます。一人の人間として、署名はその人の意志を表明することになりますが、その中には同修の心血と期待がしみ込んでいるのです。この高齢の修煉者の精神力に、署名する人は感動させられました。なぜなら、修煉者が行っている全ては修煉者自身のためではなく、遠く離れた中国の法輪功修煉者達への迫害を制止するためだからです。
 
 当時、中共(中国共産党)は法輪功に対する罪状を捏造し、デマをとばして気勢を上げ、中国でいわゆる百万人署名を行い、それを国連に提出して公然と人々を陥れました。しかし、誰がそれを信じることができるでしょうか? 中共は手中の権力を利用して、全てのメディアを操り、学校、軍隊、工場など、人の集まるところへ行って、集団署名を行い民心を踏みにじりました。このように集められた署名は、いくら数が多くても何の意味もありません。それらの集団署名は、本当に人々が法輪功に対して理解し、真相を知った後での自発的な署名なのでしょうか? もし文化大革命の時に、文革に賛成する署名を集めたなら、短時間で百万人の署名が集まったことでしょう。しかしそれに何の意味があるのですか? このような署名の数が多ければ多いほど、権力者の高慢さと悪辣さを証明しているにすぎません。恥も知らずに栄誉を誇示する政権は恐らく中共だけでしょう。
 
 しかしこの89歳の修煉者は、ただ一人で中共に抗議し、同修を助けるために努力を惜しみませんでした。彼女には、いかなる宣伝機関もなく、ただ善なる心一つを持って、一万人から署名を集めました。これは、署名の重みが全く違っています。
 
 高齢の修煉者が集めた一万人の署名は、私達の良心に問いかけていないでしょうか? 法輪功修練者達が苦難に遭うとき、あなたは何をしましたか? 法輪功修煉者があなたの未来のために、あなたに中共からの脱退を勧める時、あなたは脱退しましたか? あなたがもし外国へ行く機会があって、高齢の修煉者に出会い、彼女から署名と脱退を進められたとき、あなたはそこから逃げ出しますか? それとも脱退するのでしょうか? 中国人に忠告しますが、法輪功修煉者達の行動の理由、「何故か」を良く考えてください。
 
 89歳、一万人署名、この2つの数字は、偉大な意味を持っています。
 
2011年05月25日

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