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台湾:新北市議会が人権迫害に加担した中共高官の入台禁止議案を通過(写真)

(明慧日本)台湾の新北市議会では2011年5月12日、中国の人権侵害者に対して、「訪問を要請しない、歓迎しない、受け入れない」という内容の議案が正式に議会を通過した。この件に関して市議会議員は5月25日、記者会見を開き、この議案の通過意義は民主主義社会の擁護であると述べ、人権の重要性を強調した。
 
記者会見には陳世栄氏、鄭金隆氏、林秀恵氏の3 人の議員が出

 記者会見には陳世栄氏、鄭金隆氏、林秀恵氏の3 人の議員が出席した。鄭議員は、「関係のある部署、中央政府、行政院大陸委員会、移民署を含む、人権を迫害したすべての中共(中国共産党)の高官、幹部を入国させてはなりません。各団体も人権迫害に加担した事のある中共の高官の訪問を要請しない、歓迎しない、受け入れないことを希望します」と述べた。
 
 鄭議員は中央政府に対して、経済を出発点として人権問題に対処しないでほしいと呼びかけた。「もし人権犯罪を犯した中共の高官が、新北市に来訪したとしても、議会は黙って見逃しはしません。強硬な抗議活動を行い、彼らに、台湾市民は人権を迫害した官吏を歓迎しないということを知ってもらいます」と述べた。
 
 鄭議員は最後に、「一つのことを理想的に成功させるためには、長期間にわたり目的を堅持し、努力して勝ち取ることです。市民は自発性をを持つべきで、権利は自ら勝ち取らなければなりません。そして権利は団体の意志の力と努力によって勝ちとったことを、マスコミを通して民衆に知ってもらい、いわゆる一致団結をすれば困難を克服できます」と強調した。
 
 林議員は、「将来、新北市政府が中共の人権迫害に加担した官吏に訪問を要請すれば、議会が議決した議案をもって抵抗することができます。そして世界が人権問題を注目するようになれば、もし中共が従来のように何の憚りもなく、人権を抑圧し、抑圧の手法で民衆を管理すれば、世界が認めないでしょう。もちろん、中共が恐れているのは、正義の力です。もし正義の声に多くの民衆が賛同すれば、中共はもはや中国を統治することはできなくなります。
 
 台湾立法院は2010年12月7日、「人権犯罪者の中国官僚の入国拒否」議案を議決してから、台湾各地で同様の議案が議会を通過し、新北市は16番目となる。 
 
2011年06月02日

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