日本明慧
■印刷版   

人権弁護士「法輪功への迫害は最終的に制止される」(写真)

(明慧日本)カナダの著名な人権弁護士デービッド・マタス氏は2011年6月20日、カナダからシドニーに駆けつけ、天梯書店で自己の著書『血まみれの臓器狩り』中国語版の新書発表会に出席した。
 
デービッド・マタス氏

元豪州人権委員会会長、シドニー大学教授のオズドウィスキ氏

中国語版と英語版の『血まみれの臓器狩り』

 デービッド・マタス氏とデービッド・キルガー氏は2006年7月、独自の調査結果を発表し、中国で法輪功修煉者が生きたまま臓器を摘出され、売買されている実態を暴いた。それからの数年、2人はより多くの証拠を集め、調査レポートを更新し、『血まみれの臓器狩り』を正式に発表した。
 
 この調査のきっかけは、数年前にアンニという中国人女性の元夫が法輪功修煉者から角膜を摘出した事実を暴いたことから始まった。アンニさんは、中国の医者は法輪功修煉者から角膜だけを摘出しているわけでなく、心臓や腎臓などのほかの臓器も摘出していると暴露した。マタス氏によると、このような調査は極めて困難だという。直接の人証と物証がなく、被害者の遺体は焼却され、臓器狩りも秘密裏に行われたからだ。しかし、多くの間接的な証拠が見つかった。中国共産党による法輪功修煉者からの臓器狩りは2001年から始まり、現在も続いていることをマタス氏は明らかにした。国連人権委員会もこの調査レポートを認め、なぜ死刑囚の人数と臓器移植の数がそれほど格差があるのか、中国政府に説明を要求した。
 
 マタス氏は「人権を求める努力は最終的に成功します。私は人種隔離に反対した活動に参加し、現在、人種隔離はなくなりました。欧州のソ連共産主義運動の反対活動にも参加しました。現在、共産主義体制は欧州ではなくなりました。私は積極的にラテンアメリカの独裁政治にも反対しました。現在、そこの独裁政権はなくなりました。独裁政権は実は非常に弱いのです。我々が努力を続けていきさえすれば、独裁政権は必ず分裂して崩壊します。独裁政権は往々にして突然消えます。中国でもこのような事が起こるはずで、法輪功への迫害は必ず終わります」と新書発表会で語った。
 
 元豪州人権委員会会長で、シドニー大学教授のオズドウィスキ氏も発表会に出席し、「共産党政権による法輪功への迫害は、すべての政治システムを動かしており、全国範囲で行われており、最も残酷な迫害です。2人のデービッド氏の著書『血まみれの臓器狩り』の中国語版の発表は、法輪功が受けている迫害、中国共産党による人権の破壊、自身の人権を守る重要性への認識に対して、中国人の助けとなります」と述べた。 
 
2011年06月26日


(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/6/26/126259.html
■関連文章