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河北省:法輪功修煉者が労働教養を強いられる

河北省遷西(せんせい)県に在住の法輪功修煉者・呉志芳さん(40歳女性)は、1999年に法輪功の修煉を始めた。しかし、修煉を始めてすぐに、中共(中国共産党)当局による法輪功への迫害が始まった。2000年、呉さんは1歳未満の娘を家において、法輪功の無実を伝えるために北京へ陳情に行った。その後、呉さんは遷西国保(国家安全保衛)大隊に強制連行されたが、娘がまだ幼かったため、留置場には拘禁されなかった。呉さんは数年前に離婚し、今は両親と住んでいる。

 2011年7月6日午前9時過ぎ、10数人の警官が偽の捜査令状をちらりと見せて、呉さんの家に侵入しようとした。呉さんの母親(70代)が「何をするの」と聞くと、警官は「ある人に通報された」と言って、捜査を始めた。母親は、数冊の法輪功の書籍を急いで抱いて「あなたたちは違法だ! これを持って行ってはいけない!」と言った。すると、数人の警官が呉さんの母親を見張り、捜査は続けられた。呉さんの娘(12歳)は、怖さのあまりずっと泣いていた。

 そのとき、呉さんが帰ってきた。呉さんは、この状況を見て「70歳を過ぎた者に、なぜこのようなことをするのか」と詰問した。呉さんは捜査で出た証拠品を取り戻そうとしたが、3人の警官に外へ連れ出され、パトカーに押し込まれて強制連行された。警官は、呉さんの家の法輪功関連書籍などの家財を没収した。呉さんが強制連行された後、脳血栓を患っている父親は何も言えず、ずっと涙に暮れていた。

 呉さんは最初に、遷西県留置場で15日間拘留された。その後、1年の労働教養を強いられ、7月15日に唐山開平労働教養所に移送された。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/7/22/河北迁西县吴志芳被非法劳教-244249.html)