明慧法会|あの時大法を離れたことは痛恨の極みでした(二)
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文/江西大法弟子

 【明慧日本201233日】

 二、心性を厳しく修め、よい評価を得る

 修煉前、私の性格はとても強く、好き嫌いはっきり分かれていました。生まれつきのものもありましたが、党文化によるものが多かったのです。自分は賢いと思い、自分が見下している人にはよく皮肉を言い、私より強い人には嫉妬しました。家では毎日母や兄弟姉妹と喧嘩したり殴ったりしたので、怒った家族は私を叱りました。学校ではクラスメートとよく争い、級友は皆遊んでくれませんでした。仕事に就いた後は、職場で同僚たちと仲がわるく、友人になってくれる人はいませんでした。結婚してからは、夫や義父母や義理の姉妹などと喧嘩し、夫は耐えられず私と離婚したがりましたが、大法を学んでから、以前のことあまりにも無知でばかばかしい行為だったと思いました。大法の前では一人の力はわずかなもので、無理やり自分さを表現しても意味はありません。ですから、断固たる決意をもって、常人の名、利、情を放下しようと決めました。法理は分かりましたが、実行するのは、本当に辛く容易ではないと感じました。

 (一)叱責に直面し、内に向て探す

 ある日の午前、上司が私を呼んで、もう一つの仕事を受け持ってほしいと言いました。今の時代、同じ給料をもらえるなら、誰も仕事を増やしたくありません。しかし私は気軽にいいですよと返事しました。事前に、この仕事はの組に頼んでいたということを知りました。そのため、上司に「前の組にこのことを話しましたか。そうでないなら、誤解されますよ」と言いました。しかし、上司は「必要はありません。誰も仕事は増やしたくないですよ。今の人は誰仕事は少なければ少ないほどいいんだから」と返事しました。

 このことは間もなく元の組の2人に伝わってしまいました。私が職場にいくと、その2人は「んなに賢いのでか。上司の前で自分のことを自慢して、いい仕事を自分に移してしまうのでね」と意地悪く皮肉を言いました。それを聞いた私は誤解されたと分り、すぐに担当していた同僚の1人に説明しました。その同僚は説明を聞いて顔が赤くなり、誤解と分かりました。もう1人の転勤してきたばかりの年配の同僚は一緒に皮肉を言う人がなくなったのを見て、逆にもっと私を罵り、私がいくら説明しても聞いてくれませんでした。

 まで、このような経験をしたことはありませんでした。以前いつも私は他人を怒り罵っていましたが、今は完全に逆になりました。私は腹を立て罵り返したかったのですが、大法が私たちに要求した「煉功者としては、殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さない」(『転法輪』)を思い出して、心の中で落ち着きました。彼が罵り終わった後、私は冷静に「○○さん、少し休んでください。これはこういうことです」と言いました。私はすべてを説明し、側にいる組長も確かめてくれて、同僚は罵ることを止めました。彼は上司に電話を掛けてひどく文句を言い、上司はずっと彼に謝って、上司はその仕事を彼に戻さなければならないと要求され、やっと彼に返しました。

 これで済むと思いました。しかし、その年配の同僚はこのこと、私が何かをしたと疑いました。3日後、彼はまた前のことを思い出し、腹が立ってきて私と上司の当てこすりをしました。半月後また繰り返して罵り、1カ月後再び罵り、3カ月後同じように罵り、年末の時彼はもう一度罵りました。この期間同僚に言われました。「あなたは機嫌が本当にいいのですね。あんなに罵られても、彼ににっこりしていました。私だったら、きっとずいぶん前に彼と喧嘩しているでしょう○○さんはひどすぎますから。彼は何度も何度も繰り返していました」私は笑いながら「そんなことはありません。たぶん○○さんは不満を感じたからです。たくさんの仕事をやったのに、上司に認められなかったからでしょう。彼が罵りたいなら罵ってもいいのです。どうせ私を直接罵っているわけではないですからね」と返事しました。それを聞いた同僚もしかたなく笑顔で離れました。

 このことを年配の同修と交流したとき、最初自分はこのことについてよくできたと思っていました。しかし同修は私に内に向て探してくださいと言いました。細かく探して、驚きました。実際に、私も闘争心、嫉妬心、顕示心、虚栄心、の人に指摘されたくない心など、様々な執着心がありましたが、ただ深く隠されていて出て来なかっただけです。実は同僚の行為は鏡のように私のことを映していたのです。この同僚に感謝しなければなりません。彼がいたから私のこれらの執着心が見つかりました。この同僚と長く交流したあと、彼は心から私が本当によい人だと言ってくれました。

 (二)大金の前にも心を動じない

 私の地元では取り壊しが行われ、取り壊しが行われた地区の住民は補償として、家を安い公定価格で購入することができました。私は転勤していて、そこに住んでおらず、補償の範囲外のはずですが、本籍地がそこに登録されていたので、制度上の不備から補償を受けることが出来ました。多くの人は隙に便乗して手頃な値段の家を買っていました。家族も手頃な値段の家を買いたがり、私に家を買うようにと言いました。この家を市場価格で売ると2030万元の利益が得られるのです。私はまず家族に感謝の気持ちを伝え、次に、それをすれば「真善忍」の原則に従わないことになると説明しました。しかし、あきらめきれない家族と親戚は順番に、私を説得しましたが、私は「失わなければ得られず」の道理を彼らに話しました。

 親戚たちは私の話を聞いて何も言いませんでした。二番目の姉は感情を込めて言いました。「今の時代、お金が欲しくない人がいますか。誰も一所懸命不正な蓄財をしているのに、あなたたち修煉者はお金が欲しくないんだね」私は「君子は財を欲するも、その取得には徳行というものがあります(不道徳な手段で金儲けをしてはならないことのたとえ)。私に属すべきものは受け取りますが、私に属さないものは一円も要りません。そうでなければ、世の人にあの人は法輪功を修煉しているのに、不正なことをやっていると言われます。それでは法輪功が悪評価されてしまうので、してはいけません」と返事しました。ある親戚は「もし社会の人々があなたたち修煉者のように欲深くなく、占有もせず、どこにいても他人に対する思いやりがあるなら、今の社会は混乱しませんね」と言いました。私はこの機を利用して、彼らに真相を伝えました。

 私は普段から言動首尾一貫し、正しくやっているため、親戚や友達は邪党が怖いと感じても、皆大法はすばらしいと心から認めていました。夫はよく人に私がどれほど賢いか、徳行がどれほどいいかを褒め、私に影響されたので、人からの贈り物などは拒否することになったことを親戚に述べました。弟は邪党の迫害が怖いので、夫に大法は素晴らしいということを広げるべきではないと私を非難しました。夫はすぐ「彼女のやることは正しいです。彼女のような人は必要です。そうでなければ、人の欲望は無制限に拡大していき、どんなことになるかわかりませんからね」と弁護してくれました。実は弟もよく人に、家の姉と義兄は本当に正直な人だと、心から称賛しました。

 (続く)

 (明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/12/6/249421.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2012/1/8/130584.html)     更新日:2012年3月4日
 
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