トルコのある老婦人の魂の感動
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文/ドイツの大法弟子

 【明慧日本201255日】それは1年以上前のことになります。私はあの老婦人の慈悲深くて優しい顔と溢れる涙を思い出すたびに、涙が流れます。大法を実証するために、私はその件を記録として書くべきだったと、今頃になって悟ることができました。大法は言葉の壁を乗り越えて、人の魂を揺さぶるのです。

 昨年の春、私はドイツのある町でアルバイトをしていました。私が住んでいたアバートの上の階に、70歳台のトルコの女性が住んでいました。年齢のせいと、若い時に苦労したからなのか8人の子供がいる、体のあちこちの具合が悪そうで、歩く時、いつも辛そうにしていました。

 ある日、私はそのお年寄りの買い物袋を部屋まで運び、帰りにゴミを出してあげました。彼女にお茶に誘われましたが、私のドイツ語が通じないので断りました。私はお年寄りのために、お手伝いをするのは当たり前のことだと思っています。

 その後も、私は時々お年寄りの手伝いをしました。言葉が通じない相手に、どのようにして大法を伝えたらよいか、私はいつも考えていました。ある時、私はまたお茶に誘われ、彼女の部屋に入りました。彼女がコーヒーを注ぎながら、何かを話していました。

 私はその優しそうなお年寄りを眺めながら、この方もずっと大法を待ち続けているのだと思いながら、彼女に英語でfollow me read 「法―輪―大―法―好! (法輪大法は素晴らしい!」 「法―輪―大―法―好!」と言いました。

 お年寄りも真剣に私の後に続いて、一文字一文字声を出して言いました。2回目の時、彼女の目から大粒の涙が溢れ出しました。彼女は声を詰まらせながらも、大きな声で「真―善―忍―好!(真・善・忍は素晴らしい!)」と言いました。

 お年寄りは私を抱擁し、私は彼女の体が震えているのが分かりました。私は彼女の魂が何かを感じたと思いました。「やっと、見つけた!」と言っているようでした。

 「大法」の神通力は、民族や言語、そしてすべての経験などを超越し、彼女の生命を深層から目覚めさせ、「法輪大法好!」と言っているようでした。彼女はずっと探し求めていたもの見つけたようでした。

 言葉は話せなくても、ある面では心が通じ合うことができるのです。私はあの瞬間、「大法は無辺であり」(『転法輪』第四講業力の転化、更なる深い内涵を理解することができました。師父の慈悲なる済度に心から感謝いたします。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/4/28/256340.html)     更新日:2012年5月6日
 
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