【応募作品】若い建築士:希望を伝える(二)
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文/中国の大法弟子 清馨

 【明慧日本201266日】

 五、学ぶ側に真剣に教えると、教える側の身が持たない?

 これは最近流行っている考え方です。私の職場に研修に来た大学生、誰も技術の質問答えてくれないと話しました。

 たしかに真剣に教えようとするエンジニアほとんどいません。原因は二つあります。一つは質問を答えるのに時間がかかり、稼ぐ時間が少なくなるからです。もう一つは技術を教えてしまうと自分の仕事がなくなる心配しているからです。でも私は彼らと違って、誰の質問にもちゃんと答えるし、自分の知っている範囲をすべて教えます。私は法輪大法を修煉しています。「真・善・忍」をモットーにして自分自身に要求しています。善をもって人に接し、何も求めないようにしています。これが天理にかなうやり方です。これを実践したら、本当によい結果がもたらされるのを実感しました。

 ある日、私は設計の作業をしているときに、新人の女の子が私に質問しました。私はすぐ自分の作業をとめて、彼女のところに行きました。彼女の問題がわかったら、まず彼女の手に余る問題を解決し、次に根本的な解決策を彼女に教え、最後に彼女が自分でも作業が進められるように、参考になる情報源を彼女に教えました。全部やったら、彼女は「ありがとう。あなたの解説が一番よかった」と喜んでくれました。

 自分の作業に戻って、次の作業に取り掛かるときに、先ほど彼女に教える技術がちょうど必要になることに気付きました。そのおかげで、次の作業を楽に完成できました。

 面白いことに、新人たちは私の真心を感じたからか、彼らはいつも自分の強い分野で私を助けてくれました。最近の若者たちはパソコンに強いです。ある日、私は設計するために様々な資料を調べなければなりませんでした。新人の彼女がわざわざインターネットで調べて、資料を作ってくれました。もう一人の新人もわざわざ資料をまとめてくれました。彼らの助けで作業がだいぶ楽になりました。普段、彼らは自分が習った技術を私にも話してくれるので、私もかなり勉強になりました。

 ある日、プールの設計と軍部ビルの設計と二つの案件が来ました。マネージャ私に設計費用が少ないプール設計の案件を任せ、自分は設計費用が高い軍部ビル設計の案件を担当しました。私は喜んで引き受けました。ところが、ある日、彼は私のところに来て、設計が捗らないと愚痴をこぼしました。彼はさまざまな提案をしましたが、相手を満足させることができませんでした。師父が常に他人のためを考えなければならず、無私にならなければならないとおっしゃったので、彼を助けたいと思いました。本棚にある大量な建築雑誌から適当に一つを取り出し、適当に開いてみたら、そこの内容がちょうど彼の助けになる内容でした。すぐ彼に内容を伝えたら、彼はそれを参考に設計し直しました。そして彼の設計が軍部に認められました。彼は喜びながら、「これは奇跡だ」と言いました。

 またしばらくして、彼は別の困難にぶつかりました。彼は私のところに来て、軍部ビル設計の残り作業を引き受けてほしいと頼みました。

 六、希望を伝える

 最近、職場の人互い警戒しあって、利己心が強くなってきました。

 ある日、私のパソコンのハードディスクが壊れ、完成させたばかりの設計図が無駄になりました。どうしたらよいか焦りました。そのとき同僚たちは自分の作業をとめて、助けにきてくれました。あるマネージャは「君の成果を無駄にさせない」と言って、わざわざ400人民元を払って、ハードディスクを修理に持っていってくれました。そのマネージャはいつも自分のことしか考えていないのに、今回自らお金を出して他人助けるなんて非常に珍しいと、周りの同僚たちがささやきました。

 職場に新しいエンジニアが来ました。半年後、彼は自分の仕事ではあまり稼げないうえに仕事量が多いので、不満を持ちました。私は彼にとって信頼できる人なので、彼はこの不満を私に言いました。それを聞いて私は次のように言いました。「あなたの人生の幸福は他人に左右されることはありません。『失わないものは得られず、得ようとすれば失わなければならぬ』という理があります。昔、まきの販売を生業とする人がいました。お坊さんが彼にまきを120銭で売ることできると教えました。彼はそんなに高く売れるわけがないと信じませんでした。ところが、売るときに買主が息子の結婚で気前がよくなって、彼のまきを120銭で買いました」。彼は私の話を聞いたら、不満が収まり、心が楽になり、流れを自然に任せようと決めました。彼は「君たち法輪功学習者はの人と違って、道徳を重んじているし、本当に好い人だ。私の大学でも法輪功を習ってる教授が多い」と私に話しました。

 しばらくして、その新しいエンジニアがよりよい就職先に転職しました。彼は転職する前私に連絡先を残し、また法輪功のことを教えてほしいと私に頼みました。

 研修を終えた大学生が離れては新たな大学生が研修に来ます。お別れするときにほとんど人は真相資料を持って帰りました。ある大学生は「新しい職場に行っても法輪功学習者と出会いたい」と言いました。

 中国共産党が法輪功を迫害してから、私は真相を伝え続けました。労働教養3年という不法な判決を受けたこともあります。しかし師父の助けの下、数ヶ月労働教養所を出ることができました。職場の上司私に職場に戻るよう連絡し、「共産党は法輪功を弾圧しているが、私達は違う。共産党がやったことに正しいこと一つもないから。早く職場に戻ってください。君の席をずっと残していたよ」と私に言いました。

 職場に戻ったら、自分の席が本当に前のままでした。机の引き出しを開いたら、「法輪大法は素晴らしい」という文字が目に入りました。これ私が彼らにもっとも伝えたいことでした。そして今になって、彼らは大法の素晴らしさを心で認めてくれました。

 中国共産党が法輪功を迫害し始めたときに、当局は各職場に法輪功学習者を解雇するよう通達を下しました。私の職場では上司も同僚たちも反対し、「の人なら辞めさせてもよいが、法輪功学習者を辞めさせるわけにはいかない。法輪功学習者がいなくなったら、私達の職場も終わりだ」と言いました。

 好いものはたとえ隠されても、好いものであることに変わりはありません。法輪大法はすでに世の中に20年も伝わりました。中国共産党に13年も迫害され、中傷されましたが、天理は永遠に存在し、仏法である「真・善・忍」は壊されることはないのです。今私達は法輪佛法が世の中に伝わっている時期に生きています。どうかこの時期を大切にし、真相を知り、二度とないチャンスをつかんでください。

 (完)

 (明慧ネット「法輪大法が伝え出されて20周年記念」応募作品)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/5/16/257060.html)     更新日:2012年6月7日
 
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