カナダの中国問題専門家「臓器狩りの証拠は世界を驚かせた」(写真)
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 【明慧日本2012年11月11日】ブライアン・マカダム(Brian McAdam)氏は、カナダの元ベテラン外交官であり、有名な中国問題専門家でもある。彼は2012年10月17日に記者の取材を受けた際、いったん王立軍が米国政府に渡した法輪功修煉者に対する生体臓器狩りに関する証拠が公開されたら、世界を驚かせ、参与者と、移植を行った者にとって深刻な影響があり、そして巨大な波乱を誘発すると示した。

元ベテラン外交官のブライアン・マカダム氏が記者の取材を受ける

 生体臓器狩りを制止する行動は数年前に抑圧された

 王立軍が米国成都領事館に逃亡し、そして大量の法輪功修煉者に対して、生体臓器狩りが行われた証拠を含む資料が米国政府に手渡された事件を振りかえって、マカダム氏は「数年来、人々は中国で行われている、拘禁された犯罪者の臓器が摘出されている事件について議論しています。2006年頃、生体臓器狩りはメディアに暴露され、ひとしきり報道されました。多くの人はこれに対してとても驚きましたが、それから、この問題は完全に静まりました」と語った。

 マカダム氏は、「とても不幸なことに、世界は中国の信じ難い経済改革に惑わされて、このような中共の政権に触れようとしません。そのため、この人権問題は押さえつけられました。当時、デービット・キルガー氏とデービット・マタス氏が書いた報告『血まみれの臓器狩り』は、生体臓器狩りの詳細を大量に暴き出し、この事はたくさんの人に注目され、そしてたくさんのメディアの関心を引きました。しかし、やはりいかなる行動もありませんでした。人々はそれが発生していることを知っていますが、経済と貿易は何よりも大事なのです(すなわち措置を取らないことを決定した)」と語った。

 生体臓器狩りの証拠が広く世に知られれば世界を驚かせる

 マカダム氏はもし王立軍が米国に渡した証拠を公表すれば、すでに暴露された証拠より更に影響力があるという。彼は「私の考えでは、多くの人はこの生体臓器狩りの問題を意識し始めており、これは絶対的です。もしこれらの資料が公表されれば、臓器摘出を行った個人に対して深刻な影響があり、巨大な波瀾が誘発されます」と語った。

 マカダム氏はまた、「デービット・マタス氏は、生体臓器狩りが新型の犯罪だと言ったことがあります。確かにその通りです。これは信じ難い邪悪な行為です。これは中国政府の問題であり、もしこれが真実ならば、中国政府は必ずこのことに対して沈黙を守り、そして報道を抑圧します」

 「いったん証拠が公表されたら巨大な効果が発生し、世界を驚かせます」「きっとそうなるでしょう。米国国務院が最近発表した報告では、生体臓器狩りへの言及がありましたが、私はこれが唯一だと思います。しかしこれらの証拠が公開されることには、異なる影響があります。いかなる状況であっても、これはとても深刻な影響です」と語った

 マカダム氏は、いったん証拠が公開されれば、誰が大統領に当選しても、すぐにこのことを処理するべきだと示し、また両候補者はともに、中国との経済問題を話しているが、彼らはこの(臓器狩りの)問題を軽視することはできず、なぜならこの問題は大きすぎるため、必ず直面しなければならないと示した。

 ヨーロッパのメディアはより深くこの犯罪を報道すべき

 マカダム氏は、カナダのメディアはこの事件について、全力を尽くしておらず詳細な報道をしていないと考えており、カナダに言及した際「メディアは何が発生したのかを把握しているべきですが、しかしこのことを人々に広く伝えるという効果を果せていません」と語った、彼は、メディアは今、本当に深く入念にこの問題を討論すべきだと考えているという。彼は新唐人テレビと大紀元時報のこの事件に対する詳細な報道を賞賛し、例えば、角膜は3万ドル、心臓は13万~16万ドルまで売られていることに言及した。

 彼はこの事件がカナダ、あるいは世界各地の中国系の人々に影響しており、彼らの親族も恐らく影響を受けていると示した。

 共産中国だけに、このようなテロ活動ができる

 マカダム氏はまた、「世界、西洋文明の中でもいくつかの恐ろしい事件が発生しています。もし私達が大虐殺について振り返ってみるならば、多くのユダヤ人が焼き払われ、拷問され、監禁されました。戦争が終わった後、人々はこのようなことはもう永遠に発生しないと言いましたが、しかしこれら(生体臓器狩り)の恐ろしい事件は絶えず発生しており、邪悪な大虐殺を阻止するための行動は足りていないのです。もし邪悪が大虐殺を引き起こした時、いかなる行動をとってでも阻止する人がいないならば、それは必ず引き続き行われます。これは正常な人にとって、とても心が痛むことです」、「いくつかの出来事は必ず起きるでしょうが、これは偉大な第1歩です。この問題を用いて人々を啓蒙し、人権問題を提出し、そしていかなる時でも、中共に反駁(はんばく)します。公開討論の場を提供するメディアがあり、このことは可能です。私達はこのようにします」と語った。

 マカダム氏は「共産中国だけが、このようなテロ活動を引き起こすことができます。彼らは最短の待ち時間で臓器移植手術を行なっており、臓器の出所は法輪功修煉者、あるいはウイグル人、キリスト教の信者なのです」と語った

 彼は「当然で、もし世界各国の政府は中共をこの恐怖の犯罪に直面させるならば、中国政府は必ずこの問題により審査されなければならなくて、そして反応を示します。」と語った。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/10/22/264349.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2012/10/24/136014.html)
 
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