陜西省:弁護士が中共の憲法違反行為を非難
■ 印刷版
 

 【明慧日本2012年12月12日】陜西省西安市の雁塔区裁判所では先月28日、中共の迫害政策によって法輪功修煉者・張玲さん、陶美衣さん、賀長華さん、張雲深さんが不正裁判を受けた。人権派弁護士はその場で堂々と修煉者の無罪を訴え、傍聴席にいた610弁公室や司法部門のメンバーは震撼していた。被告人4人は、裁判が開かれるまでにすでに1年以上もの不当拘禁を強要された。

 上記の被害者はいずれも自分が無罪だと主張したうえで、雁塔区公安局の国保大隊(国家安全保衛大隊)から受けた不当尋問の犯罪事実を暴いた。そのとき、裁判長が被告人の自己弁護を妨害したため、弁護士はそれを非難した。

 弁護士は憲法をはじめ、法輪功は邪教ではないことを示す各法律の条文を取り上げて、修煉者に罪を下すこと自体の違法性から憲法違反行為にかかわることを言明し、法輪功は法律に守られるべきだと証明した。

 「本案件は一見、普通の刑事案件のようですが、事実上、公民の信仰の自由を妨害する憲法違法行為として捉えられるべきです。修煉者の信仰は憲法上でも信仰の自由で守られており、誰であっても国家の弾圧政策を口実に憲法の精神を超えてはいけません。公民は憲法に守られており、その権利が尊重されることはまさに裁判長の責任に違いありません」と、弁護士は続けて述べた。

 西安市在住の張玲さんは昨年末、雁塔区で街の壁に、法輪功が迫害されている内容を記載した資料を貼り付けたところ、地元の役人に捕まった。その後、警官らは張さんの家に押し入り、家宅捜索したときにそこに泊まっていた賀長華さんを見つけて賀さんを不当に逮捕した。そしてパソコン、プリンタ、携帯電話、20000元の貯金、クレジットカード、多数の家財が没収され、大きな被害が出た。

 今年1月頃、雁塔区国保大隊は陶美衣さんの母親と姉に嫌がらせ、脅迫、威嚇を加えた。陶さんの母親はそれによってうつ病に到り、精神病院へ搬送され、全治4ヵ月かかった。

  (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/12/6/266231.html)
 
関連文章