師父が息子を絶望から救った
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2013年2月1日】2012年3月26日の朝、一本の緊急電話を受け取り、「あなたの家族が交通事故に遭い、今病院で緊急治療を受けている」と伝えられました。我が子は昨夜零時に出勤して行きましたので、もしかしてと思い、私は夫と病院に駆けつけました。私はずっと心の中で「発正念」をしながら病院に向かいました。旧勢力のこの形での迫害を許しません。息子を助けてと「発正念」を繰り返しました。旧勢力がこのように、私が今取り組んでいる「三つのこと」(法を学習する・修煉する・真相を伝える)を邪魔することを許しません。私は冷静に病院の中に入ると、地面に置かれた息子の衣類が血だらけになっているのを目にしました。医師たちは緊急治療室で緊急措置を取っていました。駆けつけて顔を見ると、息子の両目が紫・黒色になって大きく腫れていました。鼻と耳から血が流れていました。医師は「もう救いはないです。緊急事態です。三時間も遅れて搬送されてきたので、手遅れですよ。両目が膨らんでしまいました。もう救いがないかもしれません」と言い切りました。医師はモニターを指で指して、「全ての指標が正常ではありません。多くの症状が疑われます」と引き続き話しました。私はモニターを見ませんでした。心の中で「この全てを認めません。私の師父は必ず息子を救ってくださいます。私は師父以外誰も信じません」と強い正念を発しました。「私の息子の背後にある黒幕(黒い手)・汚い旧勢力を取り除き、旧勢力が息子を迫害することを絶対許さない。私が民衆を救う時間を取られてはならない! 師父、息子を救って下さい」と強い正念を繰り返し発しました。

 息子は今年で二十歳です。事故を起こした運転手はひき逃げをしました。通りかかった人が電話をかけて、病院に搬送されました。夫は医師に息子を救ってくださいとお願いしていました。息子がダメになったら私も生きるつもりはない、死んでみせると言い出してしまいました。医師は「もちろん我々は全力を尽くします」と息子を緊急措置を行う重点看護室へ移動しました。様々な検査を行い、お腹に60cmの大きな切り口を開けて手術しました。医師は「もう救いはない」と、危篤状態の通知を提示しました。

 重点看護室に息子は17日も入院しましたが、依然危篤状態に陥ったままでした。息子に大法の恵みを聴かせるために、家族と話し合い、普通の診療室へ移動するように病院側に申し入れて自分たちで看護しました。医師は難色を示しましたが最後に許してくれました。普通の診療室で、私は息子の耳に「法輪大法は素晴らしい!真善忍は素晴らしい!」と読み上げました。初日、私たちは非常に忙しかったです。息子の体には色々な機械・道具が差し込んであり、非常に危ない状態でもありました。しかし、偉大なる師父の恵みにより、病状は日々良くなり、回復の見通しが見え始めました。20数日後、息子の目が覚め、意識が戻りました。人を識別できましたが、気管が切られているので言葉は発せませんでした。

 40数日後、息子の体に差し込んでいたすべての道具・器具を外せるようになり、話せるようになりました。医師は、「これは奇跡としか言いようがない! この子は一命を取り留めましたよ。不思議です」と驚きを隠せない様子でした。私たち家族は分かっていました。これは慈悲なる師父が救ってくれたに間違いありません。師父は息子だけではなく、夫も救いました。私の心は熱くなり、どのように師父に感謝したら良いかわかりませんでした。人間の言葉でこの感謝の気持ちを言い表し難いと感じました。

 息子は3カ月後病院を出ました。家に帰り1カ月後、完全に治りました。4カ月後、仕事に復帰しました。これで家族・親戚・病院・すべての見た・聞いた人たちに法輪功の素晴らしさ、不思議さ、奇跡を見せました。私は師父に、そして同修達に感謝の気持ちでいっぱいでした。

 実はこの中にもう一つの奇跡がありました。当時、運転手はひき逃げでした。夫は常人であり、ひき逃げの運転手を全力をあげて探しました。しかし、一カ月探しても見つかりませんでした。私は平気でした。その運転手に憎しみもありません。私は師父を信じ、すべてを師父に任せました。見つかるものなら見つかり、見つからないものなら見つからないと思っていました。しかし、旧勢力の迫害は許しません。私は心のなかで旧勢力に対して「どんな結果になっても私の師父を信じる心は変わりません! 私の家族のことは師父が決めます。旧勢力が決めではならない。旧勢力と何の関係もない!」と言いました。不思議と、友たちが修理工場でひき逃げ車の持ち主を見つけ、確認を取ると持ち主はひき逃げを認めました。

 その後の賠償の時、私たちは医療費だけを払うように要求しそれ以外の責任を問いませんでした。師父が常に私たち修煉者に、修煉する人は必ず相手の立場に立ち、どんな時でも良い人になるようにと教えられたことが、心に深く根付いています。彼(運転手)にこの要求は重過ぎるのではないか? 大丈夫かなと考えました。彼も故意ではありません。こうして運転手に無理やりな要求を提示しませんでした。

 事件後、同修から今回の出来事を書いて下さいと頼まれました。いろいろ迷いましたが、大法が起こした奇跡を分かち合うために、また偉大で慈悲なる師父に感謝の気持を含めて書きました。皆様に感謝しています!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/1/28/268223.html)
 
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