巨額の資金を横領した汚職王・江沢民
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文/龍延

 【明慧日本2013年2月2日】最近・海外メディアが次々と中共(中国共産党)幹部の汚職問題・女性スキャンダルを報道している。その中で、法輪功迫害の最高責任者・江沢民による巨額の汚職問題が浮かび上がって来た。この十数年間、江沢民は不法に法輪功への迫害を強行し、数々の集団殺人などを唆した罪・人権侵害・反人類などの罪に問われている。その他にも現在、巨額の資金を横領した事実が次々と報道され、江沢民はこのことを非常に恐れている。恐怖心にかられた彼は次々とマスメディアに登場し、自分の影響力がまだ健在であることをアピールしようとしている。

 江沢民は「腐敗で国を抑える」政策をとる

 実はこの江沢民は「無徳無能」の恥知らずな人物である。国を良くする能力は全くない。しかし、彼は「腐敗で国を抑える」ことが得意であり、全国民を腐敗と汚職の谷に落とした。もちろん道徳感が無い江沢民は自らがその先頭を走った。中国国内、特に国民の間では誰でも江沢民の女性スキャンダル・生活の腐敗・道徳観念の無さを知っており、陰で議論されて話題になっていた。

 もちろん腐敗と汚職に走った江沢民は『真・善・忍』を堅持する法輪功をとても憎み、その存在を認めなかった。江沢民は中共の総書記になった後、自分の権力を法に取って代わらせ、権力を使って法輪功への迫害を実施した。そのため、腐敗と汚職で人を取り込み、法輪功への迫害に走らせた。その結果、国全体が無道徳状態となり、国民全体のモラルが低下した。汚職や不倫などが全国的に流行し、中国は世界で最も無徳の国になった。ほぼすべての中共官僚が我先にと不倫・汚職・腐敗を行った。多くの警官が法輪功修煉者を迫害する時、口にする言葉は「国の金を横領して飲み食いすることはかまわない。不倫・汚職などはどうでも良い。ただし、『真・善・忍』だけは習ってはダメだ。許さない!」である。この暴言から中共・江沢民の洗脳術を読み取れると思う。現在の中国は腐敗・汚職・不倫に走っても、誰も止めることはできない。

 江沢民は海外の銀行へ巨額の資金を送金

 江沢民を始めとする中共の汚職集団は、国民の為になることは何もやらなくても、個人のポケットに国民の財産を盗み取ることは忘れない。お互いに「黙って太る」ことを争った。2003年5月頃、海外の雑誌の電子版『大参考』(総第1918号)で、「江沢民がスイス銀行に3億5千万アメリカドルを送金し、秘密の口座を作っていた」ことが報道された。また、江沢民はインドネシアのバリ島で豪華別荘を所有している。これは中共の元外務大臣・唐家璇が1990年代に、江沢民のために1千万アメリカドルを使って購入したものである。

 中国銀行香港支部総裁の劉金宝は2005年、汚職の罪で死刑判決を受けた。香港の雑誌「開放」にこのような記事があった。「国際決済銀行では2002年12月に、ある中国銀行から20数億アメリカドルの巨額な資金が送金され、誰も取りに来ていないことが発覚した。その後、劉金宝の獄中での証言によると、この資金は江沢民が中共第16回党大会の前、自分の将来のために準備した資金であり、劉金宝が中国銀行・上海支部長の時に江沢民に頼まれ送金したものだと告白した」と報道された。中国国民には、江沢民が一体どのぐらいの資金を汚職して海外に送金していたのかを知る権利がある。

 他にも江沢民はきわめて巨額の金融汚職大事件に関わった

 2007年10月、海外のニュースの報道で中共の金融歴史上最大の汚職スキャンダル大事件が報道された。その金額は1兆2千億元(15兆円相当)に上っていた。その事件はいわゆる「招沽権証券事件」である。「招沽権証券事件」は中共の証券取引の歴史上、最大のスキャンダルである。この事件では50万人の中国の証券投資者が倒産し家を失った。直接の損失は280億人民元に上り、間接的な損失は500億元にも上った。この事件の背景には江沢民・賈慶林・黄菊・江沢民の長男の江綿恒・孫の呉志明らがいる。この事件は間もなく明らかになるだろう。

 江沢民の官位売買は、3千万元から始まる

 中共政権では官位の売買が盛んに行われていた。例えば、重慶事件後に逮捕された重慶市南岸区書記の夏徳良の告白では、副市長に昇進するために谷開来に3千万元を渡したという。薄熙来が逮捕される前の2年間、薄熙来は妻の谷開来経由で重慶市の幹部から官位売買で10億元を手に入れていたという。日本の「朝日新聞」の報道によれば、中共当局はこの間、薄熙来夫妻が海外へ60億アメリカドルを不法送金していたという。

 江沢民はその官位売買のリーダー役である。最近、香港の雑誌『動向』の報道によれば、江沢民の官位売買は3千万元から始まるという。江沢民の官位売買は鄧小平が死んだ後に始まった。これは公然の秘密である。

 実は法輪功迫害を積極的に行なっているのは皆、汚職官僚である

 巨額の資金を汚職した江沢民は、大小の汚職幹部・腐敗官僚を引き連れて「真・善・忍」を堅持する法輪功を迫害した。彼らの共通点は、無徳で不倫・腐敗・汚職の経歴があることである。「真・善・忍」を何よりも嫌い、憎しみ、見たくも聞きたくもないと思っている。法輪功を最も迫害した四人(江沢民・羅干・劉京・周永康)の1人である中共中央政法委書記・周永康は中国石油界の汚職王である。

 周永康の家族は仲間と結託して中国の石油利権を独占していた。周永康の長男・周斌のスキャンダルは中国公安部副大臣・鄭少東の逮捕後に浮上したが、海外メディアの報道によれば、周斌は300億元の富を集めたという。その多くは薄熙来経由で手に入れていた。周斌は多くの中国石油会社を支配下に置き、重慶で薄熙来は周斌に400億のプロジェクトをやらせ、その中から100億元を着服していたという。

 江沢民の汚職問題はこれからも次々と出てくることだろう。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/1/29/268334.html)
 
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