【明慧日本2013年6月6日】修士の学位を有していた鄧懐穎さんは1995年に法輪功を習い始めた。1999年7.20以降、法輪功が中共(中国共産党)により弾圧されて以来、強制連行・悪質な洗脳・人権の蹂躙・過酷な拷問など一連の残酷な迫害を加えられ、今年5月15日に濡れ衣を晴らすことなく43歳の若さでこの世を去った。
今年4月27日、鄧さんは海澱区で法輪功の真相資料を配布していたときに警官に発見され、連行された。同区留置場で不当に拘禁されている間、迫害に抗議するため自ら断食を続けた上、当局から拷問を加えられたため、瀕死状態となり、その後死亡した。施設側は連行後わずか十数日で、鄧さんを死に到らしめた。
さらに、鄧さんの遺体は、親族たちから迫害死の真相を隠蔽するため、中共当局の手配により、何の手続きもなく慌しく火葬された。
2001年、鄧さんは懲役1年の不当判決を受け、北京市団河労働教養所に収容された。拘禁されている間、毎日朝5時から重労働を強いられた。夜は休むこともできず、長時間じっと動かずに椅子に座らされた上に悪質な洗脳を強いられた。また少しでも洗脳を拒否すると、めった打ちにされたり、体罰を受けたり、スタンガンで電気ショックを加えられたりした。
2002年11月18日、鄧さんは同級生からの電話を受け、外出した。結局、それは鄧さんをだまして陥れるための計略だった。この迫害の下で、鄧さんは懲役11年の重刑判決に直面した。鄧さんは北京市前進刑務所や北京市金鐘刑務所で精神的、肉体的に苦しめる虐待的な拷問など、残酷な迫害を受けつくした。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)