遼寧省の法輪功学習者 連行され不正裁判を受ける
■ 印刷版
 

 【明慧日本2014年8月8日】遼寧省の太陽光発電合弁企業の社長・金信年さん(46歳男性)は昨年12月26日、大連市民営科学技術企業創業センターで市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、大連湾派出所、中華路派出所の警官により不当に連行された。

 金さんの妻・劉作娜さんは派出所へ行き、金さんの無罪解放を求めたが、誰にも相手にされなかったため「法輪大法は素晴らしい」と叫んだ。しかし、劉さんはそのことを理由に連行された。

 先月24日午前、甘井子(かんせいし)区裁判所は劉さんに対して不正裁判を開廷した。劉さんは手錠、足かせをつけられて法廷に入った。

 法廷でまず、検察は劉さんが派出所で「法輪大法は素晴らしい」と叫んだことは「邪教を利用して法律の実施を破壊した」として、劉さんに罪を着せた。

 それに対して、劉さんの弁護士は「法律に法輪功を学ぶことは犯罪だという規定はありません。従って、『法輪大法は素晴らしい』と叫んでも罪を犯したことにはなりません」と弁護した。

 劉さんは「私は『真・善・忍』の教えに従って良い人になるように努力することは正しいことで、罪を犯してはいません。夫が連行されて2カ月間、どこにいるのか誰も教えてくれず、派出所に行っても受け付けてくれなかった。私はただ『法輪大法は素晴らしい』を叫んだだけで、連行された」と述べた。

 裁判が終わる頃、検察は「劉作娜に懲役3~5年を求刑する」と言ったが、弁護士は「憲法には公民が言論の自由があると定めています。『法輪大法は素晴らしい』と叫んだだけで懲役3~5年の刑を宣告することは法律違反ではありませんか」と反論した。

 裁判官と検察は、何度も弁護士と劉さんの弁論を中断した。裁判は90分で終わらせたという。

 2006年12月21日朝3時頃、金さんは仕事を終えて同僚と車で大連湾から帰る途中、霧が発生して路面も凍ったため、深さ8メートルほどの工業用排水溝に車が落ちた。水深は約1.5メートルで、同乗していた4人のうち2人 が重傷を負い、変形したドアを開けることができず、車外に出られなかった。金さんはそのとき、法輪功のことを思い出し「法輪大法は素晴らしい」と叫んだ。するとドアが開いて出られた。その後、事故処理の警官は「あなたたちの車はあんなに変形しているのに、どうやってドアを開けたのか?」と聞かれ、金さんは「『法輪大法は素晴らしい』と叫んだら、ドアが開いた」と答えた。しかし、事実を話した金さんは、開発区黄海路派出所の警官により連行されたという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/7/27/295259.html)
 
関連文章