【明慧日本2014年10月21日】米カリフォルニア州のラジオ局KRCBは14日、ヒューマン・ライツ・ウォッチ主任と法輪功学習者を取材し、中国共産党による法輪功学習者の生体から臓器狩りを行っている疑惑について放送した。
生体臓器狩りを模擬実演する法輪功学習者
報道の内容は以下の通り。
中国共産党は1999年に法輪功への迫害を始めた。近年、外部から共産党による組織的な臓器狩りに関する疑惑の声と調査が絶えなかった。多くのマスコミが、共産党は監禁された法輪功学習者の生体から臓器狩りを行っていると報道している。
ヒューマン・ライツ・ウォッチ主任のブラッド・アダムズ(Brad Adams)氏は、中国で臓器売買がずっと行われていると指摘した。アダムズ氏は次のように分析した。「臓器売買については、中国共産党は初めは否認したが、今は認めている。ある日本の取材班は、中国東北部のある地方病院で増築した臓器移植用の病棟を撮影した。臓器の出所は一体どこなのか? 法輪功学習者は『監禁されている仲間の体から強制的に摘出された』と訴えている。独裁政権下にいる中国国民は恣意的に拘禁される可能性があるため、法輪功学習者をターゲットとする生体臓器狩りは不可能なことではない。現に大規模な生体臓器狩り事件が行われているかもしれない」
法輪功修煉者・郭恩佐(Enzo Guo)氏は2008年、再度連行されることを恐れ、中国からアメリカに渡った。郭氏は「私たちは法輪功を学んで、非常に健康な体を手に入れた。しかし、私たちは生体臓器狩りのターゲットにされている。法輪功を放棄しない学習者であると知られると、手術台に乗せられてしまうかもしれない。工場の生産ラインのように、臓器が摘出された後、焼却炉で火葬され証拠隠滅されてしまう」と証言した。
情報封鎖の厳しい中国ではこの疑惑を解明することが難しいが、郭氏は間接的な証拠が多く存在しているという。郭氏は「カナダの独立調査員2名が国連において、中国共産党が臓器狩りを行っていることを暴露したとき、その場にいた中国の政府関係者は否認しなった」と告白した。郭氏の証言を裏付ける報道も多くあった。
2007年に公表された、カナダ人権弁護士デービッド・マタス氏の調査報告書は、共産党が法輪功学習者をターゲットとする大規模な生体臓器狩り事件に対する実質的な調査である。
学習者は拷問、滅多打ちなどを受けている。サンフランシスコ在住の韓国人の学習者・康(Matthew Kang)氏は「中国共産党は法輪功学習者の生体から臓器を収奪するだけでなく、その迫害は想像を絶する悲惨なものである」と、迫害の深刻さを訴えた。