『轉法輪』を拝読して運命が変わった
■ 印刷版
 

文/寒香来(中国)

 【明慧ネット2015年5月4日】中学の頃、私はパソコンゲームに夢中で、また怠けていたため、学校の成績が悪く、高校受験に失敗し、専門学校に行くしかありませんでした。母は私が専門学校に入ることをとても反対して、中学校の当時の学年主任に相談して、「息子を留年させたい」と言いました。学年主任は私の担任に私の成績がどうかと尋ねました。

 私の担任は長年学校で教鞭を取り、多くの立派な教え子を育てた実績がある、とても経験豊富な教師でした。彼は、私の留年の話を聞くとすぐに、「その必要はないでしょう。彼は留年しても無駄です。彼は遊んでばかりで勉強もあまりできません。留年しても時間の無駄だと思います。それよりも専門学校に行って、2年間勉強をして、どこかで就職したほうがいい。彼は勉強に向いていない、これ以上学校に行くのも本人が辛いだけでしょう」と言いました。それを聞いた母は大変なショックを受け、あまりの恥ずかしさで落ち込みました。

 家に帰った母は、私がパソコンゲームで遊んでいるのを見て、怒りを爆発させ、いきなり私の机の前に来て、私の専門学校の合格通知書を引き裂きました。私は「何をするんだ? 合格通知書を破ったら、どうやって入学手続きをするんだ」と怒りました。それを聞いた母は、涙を流しながら、「お前は本当にだめな子だ。高校を受けなさい…」と言いました。私は母のこの突然の言動にどう対処したらいいか分かりませんでした。

 夜、父が仕事から帰って来て、この話を母から聞いていましたが、あまり多くは喋っていませんでした。食事の後、父は私に、「あとで私の部屋に来なさい。お前に話したいことがある」と言いました。父は法輪大法の修煉者で、以前からよく私に大法を学びなさいと言っていましたが、私は遊びに夢中で、父の言葉を少しも聞こうとしませんでした。

 その夜、私は父の部屋に行きました。父は私に、「お前に高校合格の方法を教える。お前は高校に合格するだけではなく、将来大学にも必ず合格するだろう」と優しく言いました。それから父は李洪志師父の著作『轉法輪』を取り出し、「お前は10日以内に、この本を最後まで読み終える事ができるか」と言いました。私は「読み終わることができる」と答えました。父は「それなら、毎日帰ってからお前が読んだかどうかチェックしよう」と言いました。

 私は一人っ子で、小さい時から可愛がられて育ち、これまで今日のように両親に怒られたことはありませんでした。私は自分の部屋で一人で静かに反省しました。すると、いくつかの昔の記憶が心に蘇りました。私がまだ小さい頃、父は大法を修煉し始めて、よく私に師父の写真を見せてくれて、大法の本を読んでくれました。あの頃、私はその意味を理解していませんでしたが、しかし、いつも本から色とりどりのキラキラしているものが見えました。また父が煉功をした時には、父の体には法輪が回転しているのが見え、また手には蓮の花が見ました。それらの光景を見ると、なぜか私は嬉しくてたまりませんでした。

 しかし学校に入ってから、いろんなものに触れるようになり、特に中学校に入ってからは、私はパソコンゲームに心を奪われ、成績が下がるだけではなく、気性も以前より荒っぽくなりました。これらの事を考えると、自分もこのままではいけないと思うようになりました。父の部屋から出て、私は迷わず『轉法輪』を手にしました。そしてこの本は私の運命を変えて下さったのです。

 10日間が過ぎて、父の監督の下、私は『轉法輪』を最後まで読み終わりました。そして私は別人のようになりました。師父は「『轉法輪』を一遍読み終えるたびに少しでも分かるようになったら、すでに高まっています。一遍読み終えるたびに、ただ一つの問題が分かっただけでも、それも真に向上しています。」[1]とおっしゃっていますが、本当にその通りでした。私は「真・善・忍」がいい人になる基準であることを知りました。それだけではなく徳を重んじる事や、トラブルに遇ったら内に向けて探し心を修める事など、たくさんの道理が分かりました。それと同時に、私の世界観も変わったのです

 数日後、学年主任は自ら母に連絡してきて、私が留年することを促しました。また「早く学校に手続きに来てください」と言って、私を激励しようと、新しい制服をプレゼントしてくれました。それからも私は日々の勉強の中で、時間を作っては『轉法輪』を読む事を欠かさないようにしました。毎回大法の本を読み終わると、私は大いに受益しました。『転法輪』を読むことによって、私は勉強の秘訣が分かり、勉強が楽に感じるようになり、成績もますます良くなったのです。

 次第に、私は自分が勉強するだけではなく、学友の問題を解決することを助けたりすることを好むようになり、クラスの雰囲気もこの「新入生」の私によって和気藹々となりました。その後、保護者会の時、母は前の担任に会いました。彼は母に会うと「本当にお子さんを留年させたのですね」とびっくりして言いました。母は黙って、私の成績表を彼に見せました。それを見た彼は驚きのあまり自分の目を疑いました。ちょうどそこに今の担任も来て、私の今の勉強状況を彼に話しました。すると彼は「私は、これまでの人生でずっと子供たちを教えて来ましたが、今回は本当に見間違えました」と溜息をついて言いました。

 それからあっという間に数年が立ちました。私は「真・善・忍」をいつも心に刻み、三退もしました。私は希望する高校に合格しただけでなく、その後大学にも進学して、さらに理想の就職先に就職することもできました。大法は私の運命を変えて下さいました。法輪大法はすべての国、組織、個人に対して百の利があっても一の害はありません。一部の人は中国共産党のメディアの偽りの宣伝を信じて、法輪功を信じませんが、それは千載一遇の機縁を失うことになります。法輪大法は佛法です。宇宙の大法です。私は世間のすべての人に「法輪大法は素晴らしい、『真・善・忍』は素晴らしい」を覚えてほしい、そして未来を有する良い人になって欲しいと切に願っています。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『転法輪(巻二)』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/4/18/307453.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/5/2/149979.html)
 
関連文章