向上を妨害していた原因を見つけた
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文/江蘇省の大法弟子 浄梅

 【明慧日本2015年12月31日】ある日、同修の家で交流する際、同修は言いました。「関を乗り越える肝心な時、人心がまだ強く、はっきりと分かっていながら苦しむことは承知できません」。私も同じでした。夫は今朝、いつも外で女遊びをしてお金を無駄使いする舅を罵っていました。聞いているうちに私もイライラしてきて、修煉者としてはそれを阻止すべきだと思い、舅のお部屋に行ってさんざん鬱憤を払らしました。

 しかし、私はこの関がうまく乗り越えられなかったことを後悔しつつ、自分を抑えることができませんでした。この件はすでに数年間続いています。今までは善意をもって舅を説得してみましたが、改善が見られるどころか、状況はますます激しくなってきました。私の金銭に対する執着心を取り除くべきかと思ったところ、同修は、私の空間場に色欲の問題があり、色欲の心は取り除くべきで、私自身に問題があると言いました。

 これを聞いて私ははっと気付きました。実は以前、何回か同修に言われましたが、自分には色欲の問題はないと思って重視していませんでした。今回は師父が同修を通じて、この問題が深刻であることを悟らせて下さったのだと思います。

 同修は、色欲の問題は男女間にだけ存在するのではなく、食べ物にこだわったり、睡眠をむさぼったり、きれいな衣服、きれいなものへの執着も色欲の表れだと言います。同修の今回の指摘によって私ははっきりと分かりました。食べ物や睡眠、きれいな衣服に対する私の執着は非常に強く、食事の際、気に入ったおかずがなければ文句を言い、お菓子を食べ始めたらきりがありませんでした。それに、よくネットで衣服を購入し、街のショーウインドーにあるきれいな洋服を見ると、いくら高くても買ってしまいました。

 執着によって発生した良くない物質は私の空間場でますます拡大し、これらの物質は霊体であり、私の執着心はますます強くなりました。そのために、私はいつも歯が痛くて、口臭があり、顔色も悪く、三つのことを実行しつつも真に修めることはできませんでした。座禅すれば眠くなり、法を学べばうとうとし、夫は色欲が強く、娘も恋愛ドラマにはまり、おやつを狂ったかのように食べていました。私の欠点はすべて家族の体に反映されました。師父は『轉法輪』の中でおっしゃっています。「あなたの空間場にある全てのものは、あなたの大脳の意識によって支配されています」。家族の言動は私の修煉状態そのものでした。問題はすでにここまで深刻になっているにもかかわらず、私は師父の何回もの啓示を無視し、悟ろうとしませんでした。

 修煉は本当に厳粛なことで、どんな執着にもいいかげんに対応してはいけません。以前、何回も中国共産党に不当に連行されたのも、この方面の執着によるものだとやっと気づきました。師父はこうもおっしゃっています。「大法弟子よ、色欲は修煉者にとって最も乗り越えがたい関であると私は随分前に既に言いました」[2]。また、師父はこれもおっしゃっています。「当初旧勢力はこのような人が大陸の監獄に行ってはじめて改めることができるように按排しましたが、そうではありませんか? あれほど厳しい環境の下で改めるしかないでしょう」[2]

 今まで、自分には色欲の心がないと自負していました。しかし、自分の空間場には確実にそのような物質があることに気付いてから怖くなりました。師父がいらっしゃらなければ、私はどうなっていたでしょう。長年修煉してきて、未だにこれらの執着に埋もれて、師父に申し訳なく思いました。

 同修から、師父のこの説法を念じるよう薦められました。「欲も色もみな人間の執着心で、それらはみな取り除かなければなりません」[1]。私は数十回念じ、同時に正念を発し、自分の空間場の色欲、色魔を徹底的に一掃して、消滅し、消滅し尽くしました。夜は夫と娘のために正念を発しました。

 この1週間、発正念以外の時間は、この方面をしっかり修め、良くない念が生じればすぐに消滅しました。実際、体にも実質的な変化が現れました。座禅をしても眠くならないし、顔色も良くなったと母(同修)に言われ、長年の胃腸の「病業」もほぼ消えました。

 この文章を読んで、色欲の執着を持つ同修たちのご参考になればと思います。旧勢力は虎視眈々として、隙があれば乗じてきます。私たちはそれを否定すると同時に、自分を良く修め、執着心を取り除いて、初めて三つのことをしっかり行うことができ、自分の歴史的使命を全うすることができると思います。再度、師父に感謝致します! 同修の皆さんに感謝します。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [2] 李洪志師父の経文:『各地での説法五』「二〇〇四年米国西部法会での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/12/26/320892.html )
 
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