【明慧日本2016年4月27日】昨年5月、陝西省の法輪功学習者の馬福建さんが山東省桓台县で警官に連行された。その後、馬さんは留置場での迫害によって、健康状態がとても悪くなったにもかかわらず、4年の実刑判決を下され、刑務所に収容された。その後、さらに迫害を受けた結果、危篤状態になった。現在、馬さんは済南警官医院の中にある新康刑務所病院に入院している。
馬さんの母(81歳)は、息子のことを心配して、息子の解放を求めるため、陝西省から列車に乗って、済南市に来たが、息子に会えず、毎日、刑務所の前に座り続けている。
馬さんの兄は3月末に馬さんと面会した。そのとき、馬さんは目が窪んで、点滴するとき、静脈血管が見つからないほど極度に痩せていた。そして、兄は刑務所側に治療のための「一時出所」を申し込んだ。
家族は新康病院の医務関係者に馬さんのことを聞いたが「馬福建は刑務所に管理されている。うちの病院に入院しているだけだ」と話した。
馬さんは以前、慢性鼻炎と慢性肝炎を患っていた。1996年に、轉法輪』を読んだ後、本の教えの「真、善、忍」に従い、より良い人になるようにと努力した結果、病気が完治した。
昨年5月1日、馬さんは桓台县果里鎮で人に自分が受けた法輪功の恩恵を話したとき、警官に同鎮の派出所に連行された。そして、派出所の警官の報告を受けた桓台县公安局の国保大隊の警官は派出所に来て、馬さんをいきなり殴り、馬さんの口から血が流れた。その後、馬さんは桓台县拘留所に移送され、再度暴力を加えられた。馬さんは死人ベッドに4日間、昼も夜も縛られ、飲み物も食べ物も与えられなかった。
警官は馬さんを連行した直後、馬さんの自宅に行き、家宅捜索した。パソコン2台、法輪功書籍、携帯電話1台、CDレコーダー、オートバイク1台、現金500元などの私財を押収した。
7月10日、馬さんは健康状態が悪化したため、仮釈放された。
9月15日昼、馬さんは自宅で警官に連行された。午後4時、県の裁判所は「馬福建の裁判をする。早く傍聴しにきなさい」と馬さんの妻に通知した。すぐには2人の幼い子供を預ける人が見つからず、しかも裁判所までとても遠いので、妻は傍聴を諦めるしかなかった。
裁判で馬さんは4年の実刑判決を言い渡された。その後、馬さんは桓台县留置場に送られた。留置場で馬さんは迫害に対して、断食して抗議を行った。
9月30日、馬さんは留置場での迫害より危篤状態になったが、留置場側が責任を負うことに恐れて、馬さんを山東省刑務所に送った。その当日、馬さんの妻が刑務所から「馬福建は危篤状態だ」との知らせを受けた。
10月8日、馬さんの兄が刑務所に行き、馬さんと面会をしようとしたが、刑務所側に拒否された。
10月12日、兄と馬さんの妻が刑務所病院に行き、馬さんと面会を求めた。しかし、兄は面会を拒まれた。妻は結婚証明書と戸籍証明書を見せたため、面会を許されたが、わずか5分間の面会しか許されなかった。