科学技術者:失った大賞を取り戻した経験
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文/中国の大法弟子 青縁

 【明慧日本2016年5月5日】私が携わっていたある科学技術プロジェクトは2015年度の省内の科学技術進歩賞の二等賞を受賞し、私は主要功労者の1人でした。修煉者として、師父が全ての按排をして下さったので、これは本当に求めずに得られた大賞でした。まさに師父がおっしゃったように、「修煉者は自然に任せることを重んじるべきです。自分のものなら、無くなることはないし、自分のものでなければ無理に争っても得られません」[1]

 職場は修煉の環境でもあります。良いことであれ悪いことであれ、師父はそれらを用いて弟子の心性を向上させるチャンスにして下さいました。実は、十数年前に、私が従事している産業において大きな技術問題が現れ、私はもっとも早く問題解決の研究に着手しました。その後、省内の他の関連部門も相次いで研究プロジェクトを立ち上げました。長年の研究を経て、私はもっとも早く解決案を発表し、主な生産実験を完成させました。その時、わが研究チームは省内の科学技術進歩賞の二等賞を受賞しました。しかし、成果を申告し奨励を受ける時、他の人が率先して自分の名を上げ、私は最下位として申告されました。

 当時の私は少し不公平に思い、嫉妬心も生じました。しかし、大法には全ての答えがあります。師父はこうおっしゃっています。「時に、それが自分のものだと思い、他の人もあなたのものだと言ってくれても、実際はあなたのものではない場合があります。あなたは自分のものだと思い込むかもしれませんが、最後になるとあなたのものでなくなります。その点から、そのことに対してあなたが無頓着でいられるかどうかを見ますが、無頓着でいられなければそれは執着心なので、この方法を用いて利益にこだわる心を取り除かなければならないのです。そういうことです」[1]

 評定を受ける際、私は名利心、嫉妬心を取り除き、全てを自然に任せようと考えました。その後、自ら申告し直すことをしなかった私は、さまざまな機会に省内の七つの奨励賞や個人賞を受賞し、大法修煉者として仕事を通じて大法の素晴らしさを実証することができました。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2016/4/30/327290.html )