夫は迫害死 妻は再度拘禁される
■ 印刷版
 

 【明慧日本2016年6月6日】甘粛省蘭州市の法輪功学習者・李紅平さん48歳女性)は先月14日、人々に法輪功迫害の真相を伝えたところ、警官により不当に連行された。現在、李さんは西固(せいこ)区留置場に拘禁されている。

 李さんは蘭化(らんか)機械工場の元従業員。李さんは法輪大法を学び続けたことを理由に何度も迫害された。2000年12月下旬、李さんは法輪功の資料を配布していたところ、西固福利區先鋒路派出所の警官により不当に連行され、蘭州西果園留置場に監禁された。李さんはその施設の警官にビンタを食らわされ、足には15キロの足かせをかけられ、両手には手錠をかけられた。また、灌食された。その後、李さんは2年6カ月間、労働教養を強いられた。平安台労働教養所で、三中隊の隊長・李小静は麻薬常習犯・瀋艶菊、陳小紅などを操って、李さんを殴打させた。李さんを戸の枠に4時間以上吊るしあげた。李さんの両腕は潰爛し、手の指は曲がった。顔は青紫色になり、とても腫れた。腕は長い間動かなかった。にもかかわらず、毎日重労働を強いられた。

 李さんの夫・趙旭東さんも法輪功学習者だったが、2004年2月、迫害されて死亡した。趙さんは生前、蘭化公安局の供給・販売会社の保衛科の幹部だった。正直で、善良な趙さんは皆が公認するよい青年だった。2003年12月7日、趙さんは蘭州市安全局の裴懐偉・王軍など数十人により自宅から連行された。12月10日、趙さんは蘭州市第二留置場に移送された。隊長・李魁は受刑者・喬兵、馬青雲らに毎日、趙さんを殴ったり、蹴ったりするように指図した。その後、趙さんは断食をして迫害に抗議したが、警官に灌食・虐待されて、死亡した。

 李さん夫婦は2000年以降一度も会ったことがない。2004年2月26日、趙さんの遺体が火葬される前に、李さんはやっと夫と会うことができた。

 2007年5月14日昼、李さんは勤務先でまた蘭州市公安局・610弁公室の警官により連行され、コン家湾洗脳班に送られた。そこで、9カ月間迫害されたが、その間、洗脳班に8000元をゆすり取られた。

 2000年の新年前、李さん、趙さん、趙の両親一家が連行された。趙さんの上司である、課長・袁錦鳴などは李さんの娘(4)を会社のオフィスに数日間監禁した。幼い子供は夜になると小さな腰掛けの上で寝ていた。子供は泣きながら「ママ、パパ」と叫んでいたという。この泣き声はオフィスの後ろに住んでいた人々にも聞こえた。人間性の全くない警官は「また泣くなら、孤児院に入れる」と脅した。子供は幼いころから警官が親族に手錠をかけて連行する様子や、頭に黒いカバーを被せるのを見ていたため、精神的に大きな傷を負った。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/6/1/329495.html)
 
関連文章