【明慧日本2016年8月5日】遼寧省瀋陽市の于洪区紅旗台村の法輪功学習者のトウ麗艶さんは法輪功迫害を引き起こした元中国共産党総書記の江沢民を告訴したため、警官に連行された。トウさんは9カ月間拘禁されて、先月14日午前、于洪区裁判所で不正裁判をかけられた。
家族がトウさんのため、2人の弁護士に弁護を依頼した。そして、法廷で2人の弁護士は法律に基づき、トウさんの無罪を主張した。裁判は3時間ほどで終ったが、裁判の結果は出なかった。
弁護士は法廷審理の始めに「無神論者は有神論者を差別するので、公正な裁判を行うため、共産党党員は退廷してください」と要求した。
弁護士はもう一つ「検察官も退廷するように」と求めた。それは「当事者が罪を犯していないことを知りながら、公訴した。職権の乱用をしている」との理由だった。
しかし、裁判長は弁護士の申請を拒否し、開廷を強行した。
そして、公訴人は「国はずっと前から、法輪功に対して違法と認定していたのだ。有罪の疑いは免れない」と発言した。
これに対して、弁護士は国際法の規定から専門家の意見までを述べ、法輪功が邪教ではないことを説明した。
弁護士はまた「国内でも数多くの弁護士が、裁判をかけられた法輪功学習者に対して無罪だと主張しました。多くの検察院も法輪功学習者を起訴することをやめました。それらの例から、司法関係者は法輪功学習者に迫害を加えることをしてはいけないと目覚めました」と話した。
しかし、裁判長は弁護士の発言を何度も中断させ、無理やり「口頭弁論はこれまでだ」と宣言した。