副元神を利用した旧勢力の按排を取り除く(五)
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文/中国の大法弟子 清宇 

 【明慧日本2016年9月9日】私の文章の中で語った認識は、みな個人の大法修煉と法の勉強の中で悟ったもの、見えたものなので、次元に限りがあり、個人の認識に過ぎず、認識が必ずしも正しいとは限らないので、みなさんは法を以って師としてください。宇宙の無限な真機(訳注:奥深い玄妙な理)は、みな大法の中にあります。

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 元の場所に戻された副元神

 大法弟子は師父に付いて、真身を持って下へ下って来て、人間のところまで下りて来てから主元神になりました。しかし、一部少数の大法弟子の真神が真身に付いて一緒に下りて来ました。これは勇気のある選択であり、智慧のある選択でもあります。

 形のある次元、真身、真神、思惟の三位一体の次元の中で、一部の覚者は旧勢力の神の按排には試練を課す要素が非常に強いと分かり、もし万が一人間の次元でダメになってしまえば、それは本当の劫難であり、保険として、真身と真神同時に下って真神を副元神とすることを決意しました。つまり2重の保険をかけ、師父が按排された通りに行けば、主元神が圓満成就すれば、副元神も次元が上がります。旧勢力の按排では、副元神が圓満成就することになります。実はこのような選択をするにはリスクがとても高く、旧宇宙の生命の如才無さの特徴もあって、敢えてこのような選択を選ぶ神は、非常に少ないのです。

 地元の同修の中で、1人の協調人の副元神は、形のある次元から下りてきた真神でした。この副元神の功能はとても強く、この同修は邪悪がはびこっていた時期、正念が非常に強く、法を正す時期の修煉の中で大いに力を発揮しました。

 私は地元にもう1人の同修が天上にいるとき、護法神である金剛力士に努め、天上で立てた誓約の中に、世間で護法の役目を果たし、もしこの法門の弟子が法に則っていない場合、それを正さなければならないという内容があるのが見えました。その同修の副元神も真神で真身と共に下ってきました。

 正念を発するときに、私は師父の手が見えました。とてつもなく巨大で、何層もの宇宙を突き抜け、2人の真神を元の場所に戻し、上げました。

 刑務所の中で悪事を働く副元神

 1999年7月20日迫害された当時、多くの大法弟子が邪悪に拉致されました。刑務所、派出所、洗脳班や精神病院などの場所で、何回も迫害を受けましたが、大法弟子の意志は固く、大法は既に彼らの心の奥に深く根付いて誰も揺るがすことができなかったのです。このような修煉者に対し、邪悪が見境もなく逆上したとき、副元神が密かに登場し、邪悪を利用して主元神を迫害していました。

 ある副元神は主元神の執着心が見えるため、常人を制御し、その執着心を利用しました。主元神が放下できない人心、人間の情を利用し、その修煉者の正しい信念を揺るがしました。また、ある副元神は主元神の色欲の心を利用して、過ちを起こさせようとしました。このような同修はやはりいました。色欲の心に惑わされ過ちを犯してしまいました。修煉者として色欲の心を一度起こしてしまうと、たちまち大きな過ちになります。

 ある副元神は、主元神が一番怖がって苦手としていることを知っていたため、主元神の輪廻転生の記録を調べ、数回、十数回ないし数百回の輪廻転生の記録まで調べあげ、専ら主元神の弱点を探していました。

 ある同修は前の数回の転生の間に蛇に噛まれて亡くなったため、記憶の中で当時の恐怖の物質が残っていました。今生、迫害をされたとき、副元神は、迫害に参与した警官の頭の中に、蛇の映像と悪い考え方を反映させました。その警官は毒蛇を持って来て、同修の体に置いたり、首に巻いたりした上で、他のもので蛇を叩き刺激を与えました。恐ろしい記憶を蘇らせ、まるで魂が飛び散るほど怖がり、その同修は屈服してしまいました。

 ある同修は過去の輪廻の間、山で数匹の狸に食べられてしまいました。今生はまた当時の着ていた人間の皮を被っています。副元神は悪い人を制御し、猫をその同修の服に入れてから襟や袖、裾などをしっかり止めてから猫を殴りました。その猫は同修を爪で掻いたり、噛んだりしているうちに、その同修は屈服してしまいました。

 ある同修は、過去の輪廻の中で数回生き埋めにされて、殺されたことがあり、そのうち一回は中国の歴史上有名な戦争、「長平の戦い」(訳注1)の中で降伏した将軍として、兵士たちと一緒に秦の白起将軍の命令によって、生き埋めにされ殺されてしまいました。もう一回は山賊に同じように殺されました。また、1950年中国共産党による土地改革(訳注2)が行われる際に、地主の息子に生まれたため、中国共産党の組織の人が地面に穴を掘ってから、頭を下にし、逆さにされてから生き埋めにされました。今生迫害されたとき、悪い人がまた同じように穴を掘ってから、体を逆さにされ穴に入れられました。これを「人間を植える」といいます。それから穴に排泄物を注ぎ、しばらくしてから引き上げられるので、恐ろしい窒息死の感覚に襲われ、一種の瀕死状態を感じさせる物質に飲み込まれ、その同修は屈服してしまいました。

 ある同修は千年ほど前ジャングルの中で、毒虫に包囲され攻撃されて亡くなりました。今生も悪い人がまた虫を利用してその同修を迫害しました。同修は服を脱ぎ取られ、裸にされてから、いろいろな虫を体中に置かれました。中に毒虫もいて、例えば、毒クモ、毒のあるサソリなどです。明慧ネットにも邪悪が動物を利用して、大法弟子を迫害した記事が掲載されました。そのようなさまざまな虫を同修の口の中に押し込み、また、へそや性器などのところに置いて、同修を屈服させました。

 このような邪悪な迫害の中で、いわゆる「三書」を書いてしまった後、大きいなプレッシャーを感じ、師父に申し訳ないと思い、自分の修煉に対する自信が揺らぎました。師父は説法の中でこのことに対して、説明されました。

  「弟子:荷澤の大法弟子に逮捕され、殴られた人が多くいます。荷澤で捕まえられた弟子は皆転向していません。そのため済南の強制労働収容所に送られています。これは旧勢力の按排なのでしょうか?
師:私は転向などを認めません。その人の心を見ればいいのです。私は更にこのように思っていますが、ご存知でしょうか、旧勢力が大法弟子を転向させるために、大法弟子にひどい心理的な迫害を加えました。私が転向を認めていないと旧勢力は分かっています。旧勢力はどういう方法をとったのでしょうか? 旧勢力は正念のある一面、つまり大法弟子が修煉して出来上がった部分を隔離し、大法弟子の考えと接触しないようにしてから、大法弟子の人間の表面に尋問するのです。人間の表面に人間としてのものと後天的に形成された考えが多くあり、その上修煉して出来上がった一面が作用することができなくなっています。この情況下で大法弟子を迫害し、何を書かせても私はそれを認めません。旧勢力は私がこれを認めないと分かっているのに、なぜこのようにするのでしょうか? これである作用を働くことができるからです。つまり、学習者の意志を破壊しようとしているからです。『これを書いてしまったから、もうおしまいだ。師父は私を見捨てたのです。私は大法に申し訳ないことをした』と間違いを起こした学習者は思ってしまい、それから意気消沈してしまいます。これが旧勢力の手段であり、私は認めないのです。転んでも構いません。大丈夫です! 早く立ち直りなさい!(拍手)」[1]

 「弟子:大陸の刑務所にいる大法弟子のためにお言葉をいただけないでしょうか?刑務所でどのようにすればしっかり行うことができ、正念を強めることができるのでしょうか?

 師:その場所は邪悪が最後に巣くっている黒巣であり、それぞれの大法弟子が直面している状況はいずれも違うので、何があっても自分の正念を失ってはならず、いつになっても自分が大法弟子であることを忘れてはならず、法を第一位に置くことができれば、正念を保つことができ、邪悪を食い止めることができ、邪悪を前にどのように行うべきかが分かるようになります。しかし、状況は複雑であり、状態が異なるため、本当に命を失う人がおり、ひどく迫害される人もいます。それぞれの状況が違い、それぞれの歴史上の状況があり、さらに旧勢力は大法弟子が騙された状況下で按排したことがあるため、これらのことはとても複雑な状況を作ったのです。どんなことがあっても、心の中に大法があれば、必ず乗り越えることができ、命を失っても位に戻ることができ、一時的に愚かになったとしても、最終的に乗り越えることができます」[2]

 師父は慈悲深く、弟子に再び修煉に戻る意志を表明させるチャンスを与えて下さりました。旧勢力の迫害を認めず、重圧の下で言わされたことや、書かされたものは全て否定し、大法弟子を再び大法の修煉に戻してくださいました。師父は「宇宙の旧勢力は大法が広まり、すべて善であるのを見て、多くの魔と魔難を造ったのです。こうして、それら自体はまさに法を正すことを妨害する魔となり、宇宙大法を妨害する魔となりました。つまりこういう関係です」[3]と説かれました。

 私は同修と一緒に何度も中国の刑務所に対して、多く正念を発していたとき、次のような光景が見えました。

 一、  同修の副元神が常人を指図して、同修を迫害していたのが見えました。

 二、  数人の同修が迫害に対し、どのように阻止するかを交流したとき、間も無く、その同修たちの副元神たちも集まって、悪い人をいかにコントロールし、主元神を迫害するかの対策を練っていたのが見えました。

 三、  中国の刑務所は地獄とつながっているのが見え、一部の警官は、実は地獄の悪魔や鬼であり、人間の肉を食べているが見えました。

 四、  1本の焼いた肋骨が、地面に落ちっていたのが見えました。私はとても驚いて、同修に「邪悪が大法弟子の肋骨を焼いて食べてしまいました」と教えました。

 他にも詳しい光景が天目で見えました。数人の悪人は凶悪な表情で、3人のとても衰弱した大法弟子を地下室に引きずって行き、その中の1人が1本の大きく太い棒を手にかざし、2発で1人の大法弟子を棒で殴り気絶させたあと、尖っている包丁でその大法弟子のお腹を切り開いてから、他の仲間に「お前ら、どの辺が欲しいのか、どこを食べたいのか?」と聞きました。その地下室はまるで屠殺所のようで、その殺された大法弟子の体は、ひくひくと引きつけを起こしている中で、バラバラに切断されました。他の2人の大法弟子はそれを目の当たりにして、体の内臓が破裂しそうな衝撃を受け、1人の大法弟子はあまりの衝撃で言葉が出なくなり、涙を流しました。悪人がその大法弟子を指差しながら、凶悪な笑みを浮かべ「明日はお前の番だ。お前を食べるぞ」と脅しました。もう1人の大法弟子は直ぐ心神喪失してしまい、この大法弟子の副元神は手を机の上に突き、不気味に笑いながら「このような効果を期待していた」とつぶやきました。

 その後、その悪人の1人が、焼き上がった肋骨を家に持って帰り、奥さんに「調理されたスペアリブだ、食べてみろ」と渡し、その奥さんは事情も知らないうちに一緒にそれを食べてしまいました。そのときに他空間では神はこの悪質なことを記録しました。2人がお腹いっぱい食べたあと、その男は体を伸ばしながら、「明日は、蒸して食べようか」と言いました。

 生体臓器狩りで暴利を貪る以外、悪人が大法弟子を生きたまま体をバラバラに斬殺し、内臓を取り出し、調味料を付けてから茹(ゆ)でて食べ、肋骨を焼いたり煮込んだりして食べ、大脳はスープにして飲んでいました。刑務所内の工場で生産し販売したコラーゲンなどの商品には、大法弟子の体で加工したものがあったのが見えました。

 師父は「「皆さんが知っている邪悪さは暴露された部分ですが、それよりも残酷なことがまだあります」[4]と説かれました。この説法を拝読したとき、見た光景を思い出し、私は涙を抑えきれませんでした。それは正に悪魔、鬼が人間に化け、地獄の様相が人間世界に現れたと感じました。

 師父は「創世、造物の神は天綱を定め”[5]」、「神、人、鬼、畜、滅 位置は自己が定める”[6]」と説かれました。大法を修煉したため、邪悪に迫害され殺された大法弟子は、師父がきっと良い行き場を与えてくださり、一方全ての邪悪な生命は、将来受けるべき報いに必ず遭うでしょう。

 注:
 [1]李洪志師父の著作:『二〇〇三年元宵節での説法』

 [2]李洪志師父の著作:『各地での説法九』「二〇〇九年大ニューヨーク国際法会での説法」
 [3]李洪志師父の著作:《各地での説法十一》「二〇一〇年ニューヨーク法会での説法」
 [4]李洪志師父の著作:『二〇一六年ニューヨーク法会での説法』
 [5]李洪志師父の著作:『洪吟三』「望みがある」
 [6]李洪志師父の著作:『洪吟二』「無題」

訳注:

[1]:長平の戦いは、中国の戦国時代の紀元前260年に秦と趙が長平(現山西省高平市の近く)で激突した戦いのことで、秦の勝利に終わり、戦後に秦の白起将軍により趙兵の捕虜40万が生き埋めにされ、趙の国力が一気に衰える原因となった。

[2]:土地改革 (1950~1953)1949年中国共産党が建国してわずか3ヶ月後、中国共産党は全国一斉に土地改革を展開して、「耕す者に土地を与える」というスローガンを掲げ、耕作地を持たない小作農に地主との闘争を煽り、手段を選ばず、放縦に任せ、道義性などは無視しました。そして、土地改革路線の中で、明確に「地主階級消滅」を謳い、農村で階級区別を行い、全国に身分(階級制度)を設け、2千万人に「地主、富農、反(革命的)分子、悪人」のレッテルを貼り付け、社会的に差別し、弾圧し、公民権さえない「賤民」としました。さらに、土地改革の仕組みを辺境地域と少数民族にも深く浸透させ、中国共産党の党組織も迅速に拡大させ、郷には党委員会があり、村には支部を設けるまでに発展しました。党支部は党の意図を下達します。彼らは階級闘争の第一線を突き進み、小作農と地主の闘争を引き起こして、10万人近くの地主の命を奪いました。さらにある地区では地主一家を全滅させ、女、子供でさえ容赦しませんでした。

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/8/8/332389.html)
 
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