【明慧日本2017年3月3日】広東省河源市紫金県の警察署、裁判所、610弁公室は今年1月19日、法輪功学習者・曾流明さんに対して不当な裁判を行った。
警官は両手に手錠をかけたままで、曾さんを刑務所から裁判所に連行してきた。「まだ、判決の下りていない被告人をそんなに取り扱ってはいけない。人身の自由を全く与えず無視している」と弁護士の葛さんが指摘すると、警官は初めて手錠を外した。
裁判所は、椅子が足りないからという口実で、家族の2人しか傍聴を許可しなかった。家族は「椅子がなければ、立っていても良いので入廷させてください」と言ったが、許可されなかった。裁判所の周辺は警官が大勢配置され、その上、パートカーだけでも数十台が配置された。
裁判は2時間30分にわたり行われたが、その間、警官や裁判官らは、何度も曾さんと弁護士の答弁を中断させた。
裁判官は曾さんに「何か意見があるか」と聞いた。曾さんは「多くの家族が傍聴に来ているのに、なぜ入廷させ、傍聴させないのですか。何をそんなに恐れているのですか・・・」と言いかけると、すぐに、裁判官に答弁を中断させられた。
葛弁護士も法廷の全員に向けて「曾流明さんが法輪功を修煉してより良い人を目指していることは、どの法律の何条に違反したのですか。誰に傷害を負わせたのですか。そんな事実は全くなく、犯罪行為はありません!」と答弁した。
裁判官は弁護士の発言を中断させ、曾さんに向けて「お前の家の機器(プリンターやパソコンなど)はどこから入手したのか」と聞き、機器を犯罪の証拠とした。
弁護士は「あなた達が彼の住宅に押し入り、それらの機器を目にし、その機器が犯罪の証拠になりますか、絶対になりません」と発言すると、警官は「自分の発言に気をつけろ!」と怒鳴り、またもや中断させられた。
結局、裁判官は休廷を宣告し、曾さんの弁護する弁護士の権利を剥奪した。
その後、曾さんは、再び刑務所に収容された。